リーダー ページ4
隼に言われた通り
玲於の部屋に来た
玲於の部屋なんかめったに入らないから
少し緊張
ノックできずに扉の前にいる俺
それを見かねたのか
玲「亜嵐くん、入ってきてよ」
玲於が俺を呼ぶ
亜「ごめん…wなんでいるってわかったの？」
エスパーかよ
玲「あー…wなんか足音聞こえたのに急に止まってなかなか来ないからw
ほら、呼んだの俺だし、だからかな」
なるほど
疑問がひとつあった
それは
亜「なんで俺を呼んだの？」
玲「あー…w」
あーの後が続かない玲於
言葉を探し、探し出した結果
玲「なんでだろうねw」
なにそれ
いや、笑ってるけどなんで
いや、俺なんで一人でツッこんでるの…？
なんで…？？
なんっ
玲「亜嵐くんはさ、」
俺がなんでなんでしてる間に
玲於は話し始めた
玲「亜嵐くんはさ、ポンコツだよね。
ほんと、残念なリーダーだよね」
え、ひど
え、今になって酷くないっすか
え、亜嵐くん泣くよ
泣いていいの
泣くよ
ねぇ泣くっ
玲「でも、ポンコツとか残念なリーダーとか言ってるけどそのポンコツがリーダーシップなんじゃないかなって思う」
ポンコツが…？
玲「ほら、いつも俺とか言い方キツイからさ
場がやばいときとかあるじゃん
そん時に和ませてくれたり
まとめてくれたり
笑わせてくれたり
そんな楽しいリーダーだったからこそ
俺らはついていけたんだと思います」
え…
亜「なんだよ急に…玲於らしくなーい」
ごめん玲於
涙こらえるにはおちゃらけるしかないみたい
玲「うーん。最期…だからかな？」
玲於…
玲「亜嵐くん決めたんでしょ？
生きるって。」
うん…
生きるよ俺は
玲「ならさ、俺とあいつの約束叶えてくんね？
俺の代わりにあいつの夢、叶えてよ
あいつの夢は俺の夢だから」
玲於の夢…
玲「ダンスで有名になってよ！
有名になってめっちゃ踊ってよ！
俺に届くくらい有名に」
有名に…
亜「あぁなってやるよ！
有名に、なって玲於に見せてやるよ！
約束だ」
玲「うん！」
男と男の約束
約束を交わしたあと俺は玲於の部屋を後にした
部屋を出る時
“”亜嵐くん…ありがとう”
静かに聞こえた玲於の声
俺はそっと胸にしまった
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
「約束…叶えてくれるって俺信じてるから」
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りな(プロフ) - やっぱこのお話泣けます(>_<)苦しいけど亜嵐くんは生きなきゃですね！ (2018年12月28日 1時) (
レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未生 | 作成日時：2018年12月26日 11時
