18話 ページ18
寮に教科書はなかった
だが次の日教室の机に教科書は入っていた
あんなに探したのにここを探し忘れるわけはなかった
「あはは、七瀬ばかだなココを探し忘れるなんて」
腹を抱えて唯斗が笑っていた
それを見ていた人なのか唯斗の周りにはいつの間にか人だかりができ
人気者体質なのがよく分かる
「唯斗くんウケるー」
「唯斗って和菓子なんだなー！」
私とは大違いだ
転入してきて1週間ほど
友達という友達は唯斗を除いて4人くらい
いちご、真、花房くん、安堂くん
女友達はいちごしかいないのだ
それにいつも唯斗といるせいか
周りの人と話せない
人だかりの合間を縫って唯斗が出てきた
息は荒い
「人気者くんは大変だね」
「それ褒めてる？」
「全然」
1限から調理実習で私は唯斗との会話をきりやめて
更衣室に小走りで向かった
私のロッカーは一番端で隣のロッカーの女の子は
ちょっと性格キツめだ
「葉月サン小さいのね」
私の体を見ながら、見下すように言われた
私の身長は148と中２にしては小さい
胸も小ぶりと言うより無いに等しい
「あ、あはは」
「それに頭が悪そう」
彼女はなんの目的があって私にそんな事を言うのだろう
早々にパティシエ服を着ると何も言わずに更衣室を出た
私が出た途端に更衣室から微量の笑い声が聞こえた
『性格が汚いね』
「シュー、君男の子じゃないの」
『え、えっと…』
私は調理室の重い扉を開く
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綾鷹(プロフ) - 玖蘭零☆さん» ご指摘ありがとうございます！ (2017年11月13日 1時) (
レス) id: 6b88b77acb (このIDを非表示/違反報告)
玖蘭零☆(プロフ) - 夢色パティシエール懐かしいっす！！！ オリジナルフラグは外してくださいね〜！！ 編集画面のところで下に下がると｢■実在人物・団体・キャラクター、不使用のオリジナルコンテンツである｣という項目があるのでそこのチェックを外せば大丈夫ですので (2017年11月13日 0時) (レス) id: 449d26bdad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾鷹 | 作成日時：2017年11月13日 0時
