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Aside
帰り道､Aの家の前
有馬｢…え？」
聞き間違い？とでもいうように､隼人はきょとんとしていた
A｢…いや…だから…｣
がんばれ､私！
A｢私…ずっと隼人のこと好きなんだ！｣
有馬｢ごめん…俺､Aのことそう言う目で見たことない…｣
｢…Aはなんつーか…すげーいい友達だと思ってる｣
隼人のその笑顔が大好きなんだって…
A｢…あ〜うん！そうだよね〜｣
｢だよね…うん！これからも友達ってことでよろしく！｣
有馬｢おう…じゃあな！｣
A｢送ってくれてありがとね！｣
隼人が見えなくなるまで手を振ったが気づいてもらえなかった…
部屋に入り､ベッドに飛び込んで叫んだ…
『…なんとも思ってないなら､まぎらわしいことすんなよぉぉぉ！』
春休み…みんなと富士急に行く予定だったけど断っちゃった…
新学期…クラス発表
みどり｢3年A組…あった！あたし達また一緒だよ！｣
あ…隼人は…同じだ！
気まずいけど…嬉しい！
あ…長谷部も一緒だ…
3人と教室にはいると…黒板に見たくもない文字があった…
“佐藤は有馬に告って振られた！”
A｢えっ…なん…で…？｣
あれは…去年同じクラスだった…安田くん？
安田｢これ､誰が書いたか知らないけど､俺も有馬から聞いたんだよね｣
A｢隼人が…？｣
安田｢うん…あいつ言いふらすなんてサイテーだよな｣
隼人が言いふらした？Aに告られて振ったって？
A｢…違う｣
中学校の頃からずっと隼人を見てきたからわかる｡
隼人は卑怯なやり方で人を傷つけたりなんかしない｡
時々辛辣なことも言うけど､それは下手な嘘や誤魔化しが苦手だからだ
A｢違う！隼人はそんなことしない！｣
生徒｢有馬来たぞ！｣
やばい！早く消さないと！
隼人は､優しいから私を振ったことに罪悪感を感じてしまう…
高岡｢どうした？｣
有馬｢…これ書いたの…誰だ｣
やばい…怒ってる…
安田くんが隼人と目が合った瞬間に顔を背けた
有馬｢…てんめえーっ！｣
隼人は安田くんに殴りかかりに行った
女子｢きゃーっ！｣
やばい…こんなに感情をむき出しにした有馬は見たことない…
高岡｢おい！やめろって！｣
高岡くんが後ろからはかいじめにしていたが隼人が止まる気配はない｡
高岡｢みんなも手伝えって！｣
担任の和久井が入ってくる
和久井｢おい！何やってんだ！有馬やめろ！｣
高岡｢有馬…もういい加減にしろって…！｣
なんで隼人は私の心を奪って離さないの…？
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作者名：あやっち | 作成日時：2022年12月22日 17時
