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2016年 冬
『今話題の可愛すぎる小説家！
正体不明のベストセラー作家が
実は現役慶應大生だった！！』
大学生2回生の冬、仕事量も調整し、第三作目の『幸福論』のドラマ化も決まったところで、本格的にメディア露出がスタートした。
雑誌のインタビューからバラエティの出演まで、幅広い仕事が舞い込んできた。
入学後、執筆活動を一時的に休止していたこともあって、大学3回生になるころには卒業に必要単位は全て獲得できる予定だ。
残るは卒論のみとなっていた。
順風満帆な大学生活を送る中、剛くんとのすれ違いは増えていた。
役作りで家を開けることも増えて、今では月に数回顔を合わす程度。
「ご飯、いっしょに食べてないなー…。」
もうすぐ、約束の20歳。年を越したらすぐだ。
もちろん収入もあるし、1人で暮らしていくには十分だ。そもそも剛くんから金銭的な補助は一切受けていない。
旬「あれ、売れっ子先生。どした難しそうな顔して。」
「あー旬さん、いらっしゃい。色々悩んでるんですよー。」
リビングへひょいっと顔を出した旬さん。なんだか最近は気付けばこの家には誰かがいる。
旬さんに孝之さん、龍平さんは呼んでなくても来るし。
それに最近仲良くなった、龍平さんの弟の翔太さんもよく顔を出してくれる。
みんな他愛無い話をして、一緒にご飯を食べて帰る。
夜は好きじゃない。特に雨の日は。
旬「おじさんに話してみなさい。」
「まだおじさんって歳じゃないでしょ(笑)」
笑いながらコーヒーを受け取った旬さんの隣に座る。
人がいるのは、落ち着く。
でもしばらく、剛くんはここに座っていない。
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なつ(プロフ) - これは泣きますって悲しすぎます、応援させていただきます頑張ってください！ (2021年5月10日 3時) (
レス) id: 39b211e520 (このIDを非表示/違反報告)
あやりん(プロフ) - はじめまして、お尋ねしたいことがあります。父方のおじいちゃん、おばあちゃんは広島から来てますが岐阜に帰ったのは母方のおじいちゃん、おばあちゃんでしょうか？ (2021年3月15日 4時) (レス) id: bdbd506a34 (このIDを非表示/違反報告)
マツリ - はじめまして！このお話すっごく好きです！ (2021年3月7日 10時) (レス) id: 422e882b2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sei | 作成日時：2021年2月23日 21時
