兄の不満? ページ11
red said
授業が終わってスマホを確認すると既読だけついてた望から返事が返ってきてた
トークを開けば『うん』の一言のみ
"うん"
うん かぁ…
返事に不満なわけじゃないけど、なんかもうちょっと欲しかったなぁ…と寂しくなった
緑「どしたん?なんか元気ないやん」
それが顔に出ていたのか、移動教室から帰ってきた神ちゃんが俺の顔を覗いてきた
「ん〜なんもないよ」
緑「ほんまに?」
俺の返事が信用出来なかったのか俺のスマホを覗くと納得したようにあ〜と頷く
緑「またのんちゃんか〜」
「うん」
緑「なんなん?返事が冷たいからしょぼくれてんの?」
神ちゃんは望に会ったことないから望がどんな子なのか知らない
知らんけど俺が望望って言うてたらある日「のんちゃんがどうしたん?」って呼びだしてそのままにしてある
本人曰く「のんちゃんって呼び方可愛くない?」と喜んでいるその姿が可愛くて俺も何も言えなかったが正しいかもしれん
「そうじゃないけど…なんかなぁ〜」
全然パッとせんくて項垂れる
緑「てか、のんちゃんといつも一緒に帰ってるん?」
突然思い出したかのように神ちゃんが聞いてきた
「えっ?そうやで」
「ほんま仲ええなぁ〜」
普通に答えただけやのに少し羨ましそうな、ちょっと呆れたような顔をしながら前を向いて授業の準備をし始めた
自分もしやなって思ったけど次は淳太やから筆記用具だけ出して窓の外を眺めた
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なのな(プロフ) - こんにちは!Nikoさんの作品楽しく読んでいます!TwitterでNikoさんをフォローしようと思ってフォロリク条件を見ようとプライベッターに飛んでパスワードの誕生日を打ったのですが、次に進むことが出来ません。パスワードが誕生日だけじゃなかったりしますか? (2023年2月15日 22時) (レス) @page29 id: 46e7d5576d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Niko | 作成日時:2021年7月14日 23時