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俺の朝 ページ1

pink said


『望〜起きて!遅刻するやろ!ねぇ!』


この時間は声の主の毎朝のルーティンでもあり、

俺の至福の時間でもある

今日も声だけで可愛いって分かるわ

可愛い天使のために起きてあげたいけど

もうちょっとだけ声を聞いてたいから寝る


『のんちゃん!ほら!』


もう〜


「…大毅うるさい…」


ごめん、嘘!大嘘やで?真に受けんといてな?

声がしなくなってうっすら目を開けてみると

さっきまで叩いてた俺の布団握りながら涙目になってる俺の兄貴の大毅、そして俺の天使

はぁ…可愛い

今すぐにでも抱きしめてあげたい気持ちを我慢して寝たフリをする

なんでって?

それはもう今からがとてつもなく可愛いから


赤「のんちゃんっ…ねぇっ…起きて?」

赤「お兄ちゃんじゃ…起きてくれへんの…?」


っ〜このまま死ねるわ

この可愛さ

しゃーないな

「大毅?起きたよ?ごめんね?」

そう言いながら起き上がると少し涙を溜めながら嬉しそうに笑う大毅

赤「望?起きた?おはよう!」

可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い無理無理無理無理

「大毅?こっちおいで」

名前を呼ぶと素直に腕に収まってくれる大毅

これは抱きしめへん方がおかしい


「起きてくれへんくて悲しかった?」

赤「うん、」

「ごめんな?許してくれる?」

赤「いいよ、」


大毅が1つも抵抗しないまま話が進んでいく

大毅が暖かくてまた寝ちゃいそう


「でも、やっぱお兄ちゃんが起こしてくれる方が起きれるわ」

赤「い、いつもお兄ちゃんなんか呼ばへんくせに、」

体を離して大毅の顔を見たらプリプリしてた

怒ってても可愛いんかよ

「よし!はよご飯食べよ!な?」

赤「望が遅いからやろ!もう!冷めちゃうやんか!」

はいはい、と大毅の頭を撫でて宥めてあげながら2人で仲良く下に降りた

カップルのような甘い朝、それを俺らは毎日繰り返してる

なにが面白いって俺たちは付き合ってない

これが俺たちの1日の始まり

・→



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なのな(プロフ) - こんにちは!Nikoさんの作品楽しく読んでいます!TwitterでNikoさんをフォローしようと思ってフォロリク条件を見ようとプライベッターに飛んでパスワードの誕生日を打ったのですが、次に進むことが出来ません。パスワードが誕生日だけじゃなかったりしますか? (2023年2月15日 22時) (レス) @page29 id: 46e7d5576d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Niko | 作成日時:2021年7月14日 23時

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