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Aside
妹が生まれて早いものでもう1年が経ったある日
｢どうしたの？私のテストそんなに悪かった？それともなんか悪いことでもしたっけ？｣
パ｢･･･Aよく聞くんだ。･･･Aはママとパパの子供じゃないんだ。｣
｢なんで？じゃあ、私は誰の子供なの？｣
マ｢ママのお姉ちゃんの子供なのよ･･･でも、Aを産んですぐ死んじゃったのよ。｣
｢そうなんだ･･･｣
マ｢それでね、ここからが重要なんだけど、私たちの本当の子供が生まれて、私達は3人で家庭を築きたいの。｣
｢だから？｣
マ｢だから、ウチを出て、施設に入ってくれない？｣
その言葉は小さいながらにいつか言われるのだと恐れていた言葉だった。妹が生まれて、ママとパパの態度が目に見えて違っていた。それは、私が、本当の子供じゃなかったから。いくらテストで100点を取っても褒めては貰えなかった。
｢･･･分かった。｣
私は、納得して家を出るしか本当の居るべき場所が見つからないと思った。
パ｢じゃあ、早速準備しなさい。明日のお昼に出発するゾ。｣
｢はい･･･｣
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作者名：亜矢 | 作成日時：2019年1月17日 23時
