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「おそい」
そうやって玄関で文句を言うのは
「ごめん、玲於!あと5分!」
幼馴染の玲於。
「あと15分はかかるだろ…。」
生まれたときから家が隣同士。
小さい頃から、ずっと玲於の後ろをついてまわって、常に一緒だった。
.
「早く起きろっていつも言ってんじゃん。」
「目覚ましセットしてるもん。」
「もう、1時間前にセットすれば?」
毎日一緒に通学するのはいつからか当たり前で
それでも、高校生になったら別々かなって思ってたんだけど
入学式の日に
「早くして。」
なんていいながら玄関で待っててくれたんだよなぁ。
なんだかんだ優しいんだよね。
突然、ふわっと、玲於の香りがした。
「おい、聞いてんの?」
視界いっぱいに玲於の顔。
パチリと、目が合う。
「ッ!き、聞いてるし」
慌てて返事をして、視線をそらす。
「そっ。」
興味がないように返事する玲於。
私は玲於が好き。
ずっとずっと昔から。
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わい - 4人の関係…続きがすごく気になります!更新頑張ってください! (2015年9月20日 0時) (レス) id: a28ddd8ce9 (このIDを非表示/違反報告)
玲於*隆二 - 切ないです〜泣。玲於〜…。 (2015年7月21日 16時) (レス) id: d55a551e26 (このIDを非表示/違反報告)
凉音(プロフ) - イチゴさん» 外しました! (2015年7月20日 16時) (レス) id: 3233ed76cd (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ(プロフ) - オリフラは外してください (2015年7月20日 16時) (レス) id: 5e3eaf3038 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凉音 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ryoue
作成日時:2015年7月20日 9時