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ʬ( ´・֊・` )ʬ
A side
あ、そうだ。
こいつらが動かないんなら、自分が動けばいいんじゃん。という天才的発想に至ったので、部屋に行こうと歩を進める。
『じゃーそういうことなんで、みなさんも早く寝てくださいよ。おやすみなさーい』
すたすたと横を通ろうとしたら、ガシッと腕を掴まれる。
アレッ
人の話聞いてた??
私寝たいの。Can you understand??
なんか英語になっちゃったけど、そこは気にしなーい。
恐る恐る見上げると、そこには満面の笑みを浮かべたかつo((((ゲフンゲフン
ん"ん" 喉の調子が、ね()
及川さんが……
及「(ニコッ)どうせ今から寝たら起きれなくて寝坊するから、今夜は語り合おうよ」
ヤダ ワタシ ネタイ
首を振って否定するも、掴んでる手に力込めてくるから、結構痛い。んだよこのゴリラが。
いや、痛い痛い。真面目に痛い。かろうじて顔歪んでないけど、もし今腕掴んでるの侑だったら殴ってるレベルで痛い。やば。涙目になってるかも。
『っ、分かったのでとりあえず手を離してください。さすがに痛い』
見上げて言う。上目遣いチックなのは、許して。
及「っ!?ご、ごめん」(何今の。涙目で上目遣いって、結構やばいかも)
何とか手を離してもらう。
『はぁ。私寝たいんですけど』
及「そこをなんとかっ……!!」(みんなもなんか言って!!)
岩「はぁ。俺からもお願いだ。多分、このままにしたら、何も言わずにいようとするだろ?言いたくないことを無理にとは言わないが、少しでも話して欲しい。仲間のことは、少しでも理解しておきたい。」
花「俺も、知りたい。1年以上一緒にいるのに、知らないこと多すぎる。少しは俺らも頼ってよ」
松「だな。」
国(コクッ
5人それぞれ、思い思いに気持ちを語ってくれる。
知りたい。解りたい。もっと頼って欲しい。
仲間だから。
それらは、かけられたことがない言葉ばかりで。
……今まで欲してた言葉で。
不覚にも泣きそうになった。
でも、そうですか、それなら。という訳にも行かない。睡眠は、体力回復には必要不可欠であろう。
てか自分が寝たい。
と、言うことで。
『じゃあ、明日の夜話します。寝かせてください。失礼しまーす』
泣きそうなのがバレないため、あとは普通に寝たいから。有無を言わさずなんならちょっと笑顔で言って、その場を去る。
そう来るとは思ってなかったのか、あの人達は呆然としてた。
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かえで - いいんだよ♡(14話より) (2022年4月23日 23時) (レス) @page41 id: ad15bea1f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩音 | 作成日時:2019年3月28日 7時