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「……そう、ですね。個人的なものなんですけど」

先輩たちがいるところではなるべく言いたくない。絶対邪魔されるし、からかわれる。

『なに?』

「……今まで、影で支えてくれて、ありがとうございました。先輩のおかげで、つつがなく練習することができたし、頑張ろうとも思えました」

言いたいことのほんの一部だけど、何とか伝える。

「本当は、波切がいた時から言いたかったんですけど、なかなか会えなかったので、今、になりました。先輩のドリンク、凄く美味しくて好きです」

伝わったかな、と思って顔を上げると、驚いた顔している先輩がいた。
そして、

『ありがとう』

そう言って笑った。

もっと、見ていたい。この人を、この人の笑顔を、守りたい。

そう思った。

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作品ジャンル:アニメ
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かえで - いいんだよ♡(14話より) (2022年4月23日 23時) (レス) @page41 id: ad15bea1f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彩音 | 作成日時:2019年3月28日 7時

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