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会場に着くと既に受験者がかなりいた

ティナ「もう結構いますね〜!どれどれ〜」

会場を見渡して見るとアンチドリが全く近くにいない黒髪で高身長の少年とアンチドリ数十匹にたかられている灰色の髪で身長が低めの少年が目に入った

アンチドリとは、この会場の名物で魔力が低い人ほどアンチドリにたかられてしまう

アンチドリが全く近くにいないってすごい...
逆にあの灰色の髪の少年もすごいな...もしかして魔力がない?......そんなわけないか!

ティナ「うん!今年はいい新人が期待出来そうですね!」

ヤミ「ころ すぞ、小僧」

...あの人は何してるんでしょうか
よし!無視しましょう!

あ、一応説明しとくとあの人はヤミ・スケヒロ、「破壊神」とか言われているみたいですが魔法騎士団の1つの【黒の暴牛】の団長です
見た目怖いですけど悪い人ではないですよ、見た目怖いですけど

ウィ「ティナ、そろそろ席に行くよ」

ティナ「あ、はーい!」

他の団の人達もそろそろ席に行くようだ

ウィ「受験者の諸君...
待たせたね」

受験者の見えるところまで来ると歓声があがった

「うおおおおおおお!!」

「騎士団の団長が一堂に......
すげえええ!!」

「【銀翼の大鷲】...
【紅蓮の獅子王】の団長も──...」

すごい歓声ですね、まぁそれもそうでしょうか
各団の団長が全員揃うのはとてもすごいことですから

ちなみに魔法騎士団の団長はいずれも一人で魔道士百人以上の強さを誇ると言われています

ウィ「今回の試験は私が仕切らせてもらうよ」

「おぉっ───」

ヴァンジャンス団長がそう言うと歓声がさらに大きくなった

「現最強魔法騎士団【金色の夜明け】団団長...

ウィリアム・ヴァンジャンス」

「次の魔法帝最有力候補だ──!!!」

「この間も敵の大将首をとったんだってよ!」

「団員からの信頼も厚いそうだ!」

「あ〜〜【金色の夜明け】団に入れたらなァ〜」

「バーカ
【金色の夜明け】団に入れるのは貴族のエリートだけだよ!」

ヴァンジャンス団長人気だな〜

そしてヴァンジャンス団長は魔導書を開き呪文を唱えた

ウィ「”魔樹降臨”」

すると空に大きな木が表れた

そして、受験者全員に箒を渡した

ウィ「それではこれより
魔法騎士団入団試験を始める......!!」

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作者名:アヤナ | 作成日時:2018年9月13日 21時

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