No.16 ページ16
-----〜グレイシア side〜
ｸﾞﾚｲｼｱ「よし！どうかしら！」
Aちゃんの髪を切り終えた私は、Aちゃんとエリシアに感想を求める。
顔をほとんど覆って鬱陶しかった前髪は、目がはっきりと見える長さまで切り、後ろ髪も肩まで切って綺麗に整えた。
鏡越しの彼女を見ると、自分の変貌に驚きつつも嬉しそうに自分を見つめていた。
ｴﾘｼｱ「わぁー！Aちゃん、可愛いー！」
ｸﾞﾚｲｼｱ「うん！本当に可愛いわ！」
エリシアの言葉に、私は心から共感した。
今まで顔がほとんど見えていなかったが、彼女は本当に綺麗な顔立ちをしていた。
色白の肌に黒い髪はとても映えていて、顔のそれぞれのパーツもとても綺麗な形をした彼女は、まるでどこかの国のお人形さんのようだった。
ｴﾘｼｱ「Aちゃん、とっても似合ってるよ！」
ｸﾞﾚｲｼｱ「気に入ってくれたかしら？」
A「も、もちろんです…！自分じゃないみたい……」
彼女は鏡に近づき、自分の姿をまじまじと見てから、私のほうを振り返り満面の笑顔を向けてくれた。
A「グレイシアさん、本当にありがとうございます！」
ｸﾞﾚｲｼｱ「どういたしまして！」
私も彼女に満面の笑顔を返した。
彼女の笑顔を見れて、私は心から嬉しく思った。
彼女は、彼女自身の過去を思い出せないようだが、おそらく過酷な日々を送ってきたに違いない。
昨日、彼女の足に巻いた包帯を目を向けて、私はひどく心が痛んだ。
しかし、きっと彼女の痛みは、私の心の痛みよりも辛く苦しいものなのだろう。
Aちゃんのこれまでの言動から、色々と心配なことがあるが、これから生まれ変わってくれたらいいなと、私は本当に心から思った。
ｸﾞﾚｲｼｱ「それじゃあ、出かけましょうか！」
出かける準備が整った私たちは、Aちゃんの必要なものを買いに出かけたのだった。
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るるるs - 鋼の錬金術師AFじゃなくてFAですよ。 (2022年7月27日 0時) (
レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - ポケットの案内人さん» ポケットの案内人さん コメントありがとうございます！そう言っていただけて私もすごく嬉しいです(><)更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年8月16日 8時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
ポケットの案内人(プロフ) - 私、ハガレン大好きなんですよ！夢小説書けないのに夢主勝手に想像したり、そしたらこの小説があったのでメッチャ嬉しいです！頑張ってください！ (2020年8月15日 23時) (レス) id: 4ccf657d3b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - みーこさん» みーこさん ありがとうございます！そのように言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります(><) (2020年6月23日 10時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってくださいね！ (2020年6月23日 10時) (レス) id: 19c92306d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菖蒲-アヤメ- | 作成日時：2020年6月12日 23時
