No.44 ページ44
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私は"あの部屋"で目覚める前に、確かに真理の扉を見ていた。
A「黒い手が…たくさん伸びてきて、気持ちが悪かった…。それで………扉の先に、人のようなものがいて、等価交換だって言ってた…。」
ｴﾄﾞ「間違いねぇ…真理の扉だ…！それでお前…誰を錬成したんだ…！」
エドワードくんの質問に、私は質問で返した。
A「それ、昨日も言ってましたけど…どういう意味ですか？」
ｴﾄﾞ「……どういう…ことだ。」
エドワードくんは私の返答に応えることなく頭を抱えてしまった為、私は隣に座るアルフォンスくんに顔を向けた。
ｱﾙ「………真理の扉っていうのは…禁忌である人体錬成を行うことで、真理の扉がある空間に行くことができるんだ。」
A「人体、錬成？人を錬金術で錬成するんですか？何故？」
私の質問に、今度はアルフォンスくんも黙って下を向いてしまった。
しばらくの沈黙の後、マスタングさんが静かに言った。
ﾏｽﾀﾝｸﾞ「………死んだ人間を生き返らせる為さ。」
マスタングさんの言葉に私は言葉を失った。
死んだ人間を生き返らせる…？
錬金術はそんなことまでできるというのか…。
ｴﾄﾞ「じゃあお前…どうやって真理の扉を見たんだ…。」
あまりの衝撃にエドワードくんの言葉に何も返せない私の代わりに、アルフォンスくんが言った。
ｱﾙ「もしかして…」
ﾏｽﾀﾝｸﾞ「なんだ。言ってみろ。」
ｱﾙ「その…真理の扉を見るには『通行料』が必要でしょ？でも、見たところ、Aちゃんには、等価交換の代償がどこにも見当たらない。それってつまり、その失った記憶が代償なんじゃない？」
ﾏｽﾀﾝｸﾞ「…なるほどな。」
ｴﾄﾞ「それなら納得はいく…か…」
皆、納得したように各々考えこんでるけど、私は全然話についていけない。
A「ちょ、ちょっと待ってください。その通行料ってなんなんですか？」
ｴﾄﾞ「真理の扉っつーのは、"この世の真理"を見せてくれる代わりにその扉の通行料として、自分のどこかしらを持ってかれちまうんだ。真理を得る代わりに自身を失う、つまり等価交換だ。」
………なるほど…。
死んだ人間を生き返らせるほどの錬金術。
さらに、人体錬成をすることで、真理の扉がある空間に行くことができ、この世の真理を知ることができる。
しかし、その代償として、自分自身の何かが失われる。
それぐらいの代償がないと見合わない…か…。
でもだからといって…
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るるるs - 鋼の錬金術師AFじゃなくてFAですよ。 (2022年7月27日 0時) (
レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - ポケットの案内人さん» ポケットの案内人さん コメントありがとうございます！そう言っていただけて私もすごく嬉しいです(><)更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年8月16日 8時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
ポケットの案内人(プロフ) - 私、ハガレン大好きなんですよ！夢小説書けないのに夢主勝手に想像したり、そしたらこの小説があったのでメッチャ嬉しいです！頑張ってください！ (2020年8月15日 23時) (レス) id: 4ccf657d3b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - みーこさん» みーこさん ありがとうございます！そのように言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります(><) (2020年6月23日 10時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってくださいね！ (2020年6月23日 10時) (レス) id: 19c92306d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菖蒲-アヤメ- | 作成日時：2020年6月12日 23時
