第三話 あなたといたい ページ4
「北原さん、また明日屋上で落ち合いましょう、待っていますからね」
私がこんなこと言うなんて思わなかった
また明日落ち合おうなんて
でも
面白いと思ってしまったんだ
私も知りたいって思ってしまったんだ
「、、、、明日、学校に行くのが楽しみだな」
私はそう呟いて眠りについた
翌日
体が重い
二日間続けていくのなんていつぶりだろうか
ただ、今日は照り付ける太陽も北原優也のことを考えるだけで気にしなくなった
久しぶりに人と話せる、友達ができるかもしれない、そう思うと胸が高鳴った
早く行こう、そう思った
20分後
今日はあのうるさい熱血教師はいない
いや、まだいない
「少し早く着きすぎたかな」
まぁいいそのほうが楽だ
そう思い教室に向かおうとした
すると誰かに声をかけられた
「北条さん？」
「、、、北原さん、早いですね」
「そっちこそ、絶対来ないと思ってたのに」
「どうして？」
「だって月一でしか来ないんでしょ？」
「確かにいつもならそうですが、自分からまた明日といったのですからすっぽかすわけにはいかないでしょう」
「そっか、そうなんだ」
そう言う北原優也の顔は笑っているように見えた
「はい、、、、何を笑っているのですか？」
「え？」
「口元が緩んでいますよ」
「いや、なんでもないよ」
「そうですか」
「ねぇせっかくだからこのまま一緒に屋上いかない？」
「構いませんよ」
私たちは一度教室に行き荷物を置いてから屋上へ向かった
「そういえばさ、なんで北条さんは俺に興味をもってくれたの？」
、、、そういわれるとなぜだろう
たいして優しいことを言われたわけではないし
そう思いながら考えていると、一つしっくりくる答えが見つかった
「友達が、欲しかったのかもしれない、」
「え？」
「私は長らくずっと一人で、家でも学校でも孤立していたから、寂しかったんだと思います。
そして孤独だった、そんな時北原さんがしゃべりかけてくれ、しかも私としゃべる人はみんなおびえているのに北原さんは普通にしゃべってくれた、そして私はそれがうれしくて、話しているのが楽しかった。」
だから
だから私は
「あなたといたい、そう思ったんだ」
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会話文多めです。
それと今更ですが名前がないと読みにくいという方がいましたらコメントで言ってください
直します。
第四話 デート、しよ？♡→←第二話後編 屋上で落ち合いましょう
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ゆいら - 翠さん» ありがとうございます!!はじめての作品なのでそう言ってもらえると、とても励みになります!いい作品が作れるよう頑張ります! (9月1日 5時) (
レス) id: 93e0dfb180 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - すごく面白くて、続きが気になります‼︎更新楽しみに待っています (8月31日 17時) (レス) @page4 id: bf3cf325b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいら | 作成日時：2023年8月28日 17時
