一夜の過ち４【JK・TH】 (ページ1)

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過ちの存在３９【TH】ページ1

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歩きながらスマホを開き確認すると
ヌナが社長室辺りにいる、と報告が入っていた。

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急いで向かうと
廊下に突っ立ったままうなだれるうしろ姿が目に入る。

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　どんな人混みの中だって、

　どこにいたって、

　すぐに見つけられるんだろうな…。

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ボーッとそんなことを考えながら
その愛おしいうしろ姿を見つめる。

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…よし。

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我に返り、軽く息を吐いてそーっと近付くと

TH「だ～れだっ！？」

うしろからヌナの両目を手で覆う。

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……………あれ？

視界を奪われたというのに
まったく慌てた様子もなく動かない。

………？

どうしたのかと少し心配になって様子を伺っていると

　『…ふんっ！』

気合を込めて俺の手を力ずくで引きはがして振り向き
真っ直ぐな視線を向けられ、至近距離で目が合う。

…！

急な不意打ちに俺の心臓がドキッと跳ねる。

　『…！？
　なっ…なんでいんのっ！？』

そんな俺の気も知らず、
目を見開いて驚くAヌナ。

………あ、ヤバッ…。

TH「んもぉ～！ダメだよ！
　名前を当ててから振り返らないと！」

思わず素になりかけていたところを
なんとか持ちこたえて、
いつもの調子でふくれっ面になって反応する。

　『あんた、どうやって入って…

TH「じゃ、もっかいやるから
　今度は名前を言ってから
　振り返ってね！」

ヌナの話を遮って
お得意の自分のペースに無理やり巻き込み
話をうやむやにしようとする。

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