検索窓
今日:26 hit、昨日:3 hit、合計:205,464 hit

34 ページ46

TH「それより!
  グガとはどんな感じなの!?」



俺は平然を装うために
前のめりになってヌナに詰め寄る。



 『どんなって…。
  ……………。』



するとヌナは少し引き気味に
目線を下で泳がせながら考え込んでしまう。





あぁ…

もうそんなに…

いろんなことがあったんだ………。





必死に思い出しているヌナの顔を
わざと口を半開きにして見つめながら
俺は自分の中に湧く黒い感情に蓋をする。



TH「グガのこと…好き?」



そして次の瞬間
自分の口から勝手に言葉が漏れていた。



 『…すっ…!?
  …別に…そんなんじゃ…ないし…。』



わかりやすく目を泳がせるヌナ。



TH「ふ〜ん…?」



俺は本心を隠すため
ニヤけ顔で目を細めてヌナを見る。










…………………………。










…良かったじゃないか。



あの男のせいで傷心しきっていたヌナが
立ち直ることが出来たんだから。



それにこれは…



俺が…ずっと望んでいたことだ。



あいつなら…



ジョングクなら…って………。










だから…



俺は……………。










TH「ヌナ?
  グガなら、大丈夫だよ?
  絶対ヌナのこと、
  大切に、幸せにしてくれるから。」



それは、嘘偽りのない
俺の、紛れもない本心だった。





ちゃんと笑えているだろうか。





心から、自然に。





 『…テヒョン…。』



ヌナの顔を見るかぎり大丈夫そうだ。



そう思うと心の中でホッとする。



 『…でも…年の差もあるし…。』





……………は?





思いもよらなかったヌナの言葉に
一瞬頭がフリーズする。



TH「ぷっ! 何それ!?
  そんなこと!?」



そして堪えきれなくなって腹を抱えて笑う俺を
恨めしそうな目で見るヌナ。



TH「グガはそんな生半可な気持ちで
  ヌナのこと追いかけてないと思うよ〜?
  …重すぎて引くぐらい
  ヌナのこと好きだもん、あいつ。」



俺が言えたことじゃないかもだけど。



でも…ほんと、



俺と同じくらいヌナのこと想ってるってのは…



わかるから。



ヌナもヤバい男にばっか好かれて大変…





〜♪





そんなことを考えていると突然俺のスマホが鳴る。

35→←33



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (296 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1821人がお気に入り
設定タグ:BTS , ジョングク , テヒョン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

のあ(プロフ) - くろみさん» くろみさん、ありがとうございます! お付き合いいただきありがたいです! ご期待に添えるように頑張ります! (2021年10月15日 20時) (レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
くろみ(プロフ) - ジョングクと主人公の出会い素敵です。更新頑張ってください。 (2021年10月15日 16時) (レス) @page5 id: 145c683577 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のあ | 作成日時:2021年10月14日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。