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TH「もう昼じゃん。朝じゃないもん。」
口答えすると
ヌナは両手で拳を作って歯を食いしばっている。
…マジで怒ってるな。
少しマズいと思いながら
それでもふてぶてしい態度を続ける俺。
『そういう問題じゃなくて！
いきなり来てなんなの！？』
色んなものを堪えて俺に抗議するヌナ。
TH「…あ、有名人に会いに来た♪」
わざとすっとぼけると
『…ふぅ…。』
深く深呼吸をしたヌナが
…ぅわっ…！
のばした俺の足を払って無理矢理ソファに座る。
俺はしかたなくきちんと座りなおして
最後のひと欠片になったバナナを口に放り込む。
するとヌナが体ごと俺の方に向き直り
『…いーい？ テヒョン？
いつも君はいろいろすっ飛ばしすぎてて
こちらには全く伝わってこないの。
今、
君は、
何の為に、
ここに、
来たのかな？』
真剣な面持ちでゆっくり言葉を発する。
…うーん…
それじゃぁ…。
俺は数秒考えるとスマホを操作し
ヌナに例のSNSを見せる。
勢いあまって
ヌナの顔面間近までスマホが迫ってしまい
思わず引いた様子のヌナが
俺のスマホを受け取って適切な距離で見る。
『…！？ なにこれ…！？』
ようやく画像を認識したヌナは
目を見開いて驚きの声を上げる。
そして画面を見ながらだんだん目が細くなっていき
“写真撮ってる暇があるなら助けろよ！”
とでも言いたそうな様子。
TH「これ今超バズってて！
やっぱりヌナとグガだよね？」
俺が子供のようにはしゃいで質問すると
不服そうなヌナは俺にスマホを突き返し
急に立ち上がって寝室に行ったかと思うと
ヌナのスマホを操作しながら帰ってきた。
『ぅわ…。』
戻ってくるなり唸るように小さく声を漏らし
スマホを見たまま固まるヌナ。
恐らくSNSを見たヤツらからの通知が
大量に来ていたのだろう。
TH「ねぇねぇ！
グガと付き合ってるの？」
薄々答えがわかっていることを楽しそうに聞くと
『付き合ってない！』
強い口調で返され
TH「なぁんだ。まだなんだ。」
への字口になって拗ねたような反応をする。
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のあ(プロフ) - くろみさん» くろみさん、ありがとうございます！ お付き合いいただきありがたいです！ ご期待に添えるように頑張ります！ (2021年10月15日 20時) (
レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
くろみ(プロフ) - ジョングクと主人公の出会い素敵です。更新頑張ってください。 (2021年10月15日 16時) (レス) @page5 id: 145c683577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2021年10月14日 11時
