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JK「ありがとうございます。
いいですか？
す ぐ に
向かってくださいね。」
するとものすごい念を押され
TH「へいへ〜い。」
気の抜けた返事をして電話を切る。
…さてと。
これで動機もできたことだし…
行くか。
俺は緩んだ顔のまま歩き出す。
・
…ふぅ。
あれ以来、罪悪感に苛まれて遠ざけていた
久々に訪れるヌナのマンション。
以前と何の変わりもない様子。
俺は軽く息を吐いて心を落ち着かせると
ピーンポーン
インターホンを押す。
…………………………
…ん？
いない…わけないよな？
数十秒待っても開くことのないドアに
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン…
これでもかとインターホンを押しまくる。
“…んだあああああっし！”
すると中から叫び声が聞こえて
ガチャッ
おぉ…！
すごい勢いでドアがこちら側に開くと同時に
俺が驚いて一歩下がると
中にいた相手は鬼の形相で睨みつけてくる。
…ぷっ…。
久々の再開がこんな形でおもしろいのと
寝起きのヌナが可愛すぎて
心の中で思わず吹き出してしまう俺。
それを隠して歯を出してニッと笑いながら
TH「誰か確認もしないで開けるなんて
不用心だなぁ〜。」
と、ふざけると
『はぁ！？』
ドスのきいた声でヌナが悪態をつくが
普段からそんな輩に囲まれている俺には
全く効果がない。
…というか、
ヌナがやること全て可愛く思えてしまう俺には
何の意味もない。
TH「おっじゃま〜♪」
ヌナをすり抜けズカズカ部屋の奥に入って行くと
『…はぁー…。』
背中の方から
諦めたようなヌナの深いため息が聞こえた。
そんなことなどお構いなしに
リビングのテーブルの上に置かれていた
バナナの皮をむきながら
ソファに仰向けで足をのばして寝転がる。
『せっかくの休日なのに
朝っぱらからインターホン
連打しないでくれる！？』
むしゃむしゃとバナナを食べている俺に
立ったままのヌナが怒鳴ってくる。
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のあ(プロフ) - くろみさん» くろみさん、ありがとうございます！ お付き合いいただきありがたいです！ ご期待に添えるように頑張ります！ (2021年10月15日 20時) (
レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
くろみ(プロフ) - ジョングクと主人公の出会い素敵です。更新頑張ってください。 (2021年10月15日 16時) (レス) @page5 id: 145c683577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2021年10月14日 11時
