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そうしてしばらくすると
ヌナの体の力が抜ける。
TH「？」
不思議に思って耳を澄ますと
『スーッ…。』
穏やかな寝息が聞こえてきた。
TH「ふふっ…。」
泣き疲れた子供のように眠るヌナが可愛くて
つい笑ってしまう。
TH「よいしょっ…。」
俺はゆっくりとヌナを抱き上げると
寝室らしき部屋に向かう。
そして慎重にベッドにヌナを寝かせると
俺はベッドに腰かけて
寝顔を見つめながらそっと頭を撫でる。
TH「ここに…いるよ。」
“好きになってくれる人がいない”
なんて…
こんなに近くにいるのに。
ねぇ、ヌナ？
俺はいつも
ヌナへの気持ちを抑えることに
必死なんだよ？
今すぐにでもヌナをさらってしまいたい…。
俺のことを好きになってほしい…。
そんな馬鹿げたことを願ってしまうんだ…。
でも俺は
ヌナの幸せが一番だから。
そんなヌナを
ずっと見守っていたいから。
だから、どうか
俺の気持ちには気付かないで。
TH「……………。」
スヤスヤと眠るヌナの寝顔を見つめ
TH「…っ。」
ぷっくりとキレイな形の唇に
そっと触れるだけのキスを落とし
TH「ごめん…。」
これが、最初で最後だから。
TH「A…
愛してる…。」
消え入りそうな声でつぶやくと
静かにヌナの家をあとにした。
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のあ(プロフ) - くろみさん» くろみさん、ありがとうございます！ お付き合いいただきありがたいです！ ご期待に添えるように頑張ります！ (2021年10月15日 20時) (
レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
くろみ(プロフ) - ジョングクと主人公の出会い素敵です。更新頑張ってください。 (2021年10月15日 16時) (レス) @page5 id: 145c683577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2021年10月14日 11時
