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田舎から帰った日の夜。
TH「…ちょっと、話があるんだけど…。」
ヌナがバイトでいない中、養父母に話を切り出す。
TH「…俺の
“本当の”母さんのこと…聞きました…。」
「「……………。」」
俺から目を逸らして口を開こうとしない２人。
TH「…俺を今まで育ててくれたこと、
本当に感謝してます。
………それで俺…
「だったら」
冷たい声が俺の言葉を遮る。
「早く自立してもらわないとね。」
養母は真顔のまま言い放つ。
…あ。
俺の中で
プツンッ
と、張りつめていたものが切れた音がした。
TH「…はい。
今後は、ご迷惑にならないようにします。」
そう言う俺の顔は、晴れ晴れとした笑顔だった。
・
それから高校卒業までの間、ほとんど家には帰らず
友達や先輩、時にはその知り合いの家を
転々とするようになった。
ヌナは『帰ってきなさい！』って怒りながらも、
これからのことだったり、
俺が家に寄り付かなくなったことを
すごく心配してくれていた。
俺もヌナに会えなくなったことはつらかったけど
でも…
もうわかってしまったから。
許されない存在の俺と
ヌナが
結ばれちゃいけないんだってこと。
ヌナには幸せになってほしい。
ヌナが太陽だとしたら
俺はヌナに照らされてできた影。
ヌナがいなきゃ存在できない。
ヌナのおかげで存在を許されてる。
近過ぎても、遠過ぎてもいけない。
だから
俺は
あなたを見守る影になろうと決めたんだ。
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のあ(プロフ) - くろみさん» くろみさん、ありがとうございます！ お付き合いいただきありがたいです！ ご期待に添えるように頑張ります！ (2021年10月15日 20時) (
レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
くろみ(プロフ) - ジョングクと主人公の出会い素敵です。更新頑張ってください。 (2021年10月15日 16時) (レス) @page5 id: 145c683577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2021年10月14日 11時
