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バタンッ
自宅の玄関のドアをすごい勢いで閉め
その場に座り込む。
…笑ってた…。
あの時、
私の方を向いていたユナと目が合った。
そして彼女は
勝ち誇ったような笑顔を見せたのだ。
“謹慎”と“左遷”という重大事項よりも
先ほどの光景は
私の心を大きく揺らしていた。
…ジョングクの方から…
近付いてた…。
ユナが近付いたりすることは
日常茶飯事で。
彼女に何かされるたびに
顔をしかめていた彼が
自分の意志で彼女に近付き
そして…
キスを…しようとしていた。
それはつまり…
彼の…
ジョングクの心が…
彼女に動いたということ…。
『…っ！』
そう結論付けた瞬間
一気に視界がぼやける。
もう恋はしないと決めていた。
ジョングクに告白されても
彼の真っ直ぐな気持ちを痛いほど感じても
“応えてはいけない”と
自分をだまして、偽って…。
でも…
そう思えば思うほど
彼への気持ちは止まってくれなくて。
『あぁ…なんで…っ。』
ぬぐってもぬぐっても
あふれて止まらない涙。
今更、自分の中で
どれだけ彼の存在が大きくなっていたのか
思い知る。
『…っ！ …っ！』
玄関に座り込んだまま
声を殺して泣き続ける。
〜♪
そんな中、着信を知らせる音が鳴る。
無視しようかとも思ったが
彼の名前を微かに期待して
恐る恐るスマホを見る。
『…！？』
淡い期待を裏切って
目に飛び込んできたのは…
３年前に別れた元カレの名だった。
…なんで…今…。
“出ない方がいい”
そう思ったのに
気が付けばスマホを耳に当てていた。
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のあ(プロフ) - 美海(ﾐｳ)さん» 美海さん、ありがとうございます！それぞれのキャラクターが活きるように頑張って書いているので、そう思っていただけて本当に嬉しいです…！今後もよろしくお願いします！ (2021年10月6日 22時) (
レス) id: 203c9c38f9 (このIDを非表示/違反報告)
美海(ﾐｳ)(プロフ) - 日に日にユナに殺意を持っていく一方、夢主ちゃん強く生きて……！っていう母性本能を狩られておりますwwwめっちゃ面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2021年10月6日 21時) (レス) @page28 id: daf6e76b56 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - のりぞーさん» のりぞーさん、ありがとうございます！テヒョンさんのことも魅力的に書きたくてがんばっています…！引き続きよろしくお願いします！ (2021年10月3日 16時) (レス) id: 203c9c38f9 (このIDを非表示/違反報告)
のりぞー(プロフ) - いつも楽しみにしています！弟のテヒョンは何者？？って感じですごく、続きが楽しみです！！ (2021年10月3日 14時) (レス) @page22 id: 396416c798 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 夏さん» 夏さん、ありがとうございます！今後のジョングクさんにご期待ください！がんばってカッコ良く書きますねー！ (2021年9月28日 21時) (レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2021年9月24日 1時
