54【JK】 ページ4
JK side
JK「…?」
朝、目を覚ますとヌナの姿はもう無くて。
ベッドのサイドテーブルに
『帰ります。
助けてくれてありがとう。』
と、メモが置いてあった。
…俺…あんな子供じみたこと…。
昨日の自分の行動を思い出して
申し訳ない気持ちになる。
でも、いつまでも
感傷に浸っているわけにもいかなくて
さっさとしたくをして家を出る。
ヌナはもう来てるかな…。
そんなことを考えながら
自分の部署のドアを開けようとした時
ピーンポーンパーンポーン
“キム・Aさん キム・Aさん”
“至急、社長室までお願いします。”
愛しい名前を呼ぶアナウンス。
…嫌な予感がする。
そう思って
ドアを開けるのを躊躇していると
YN「グゥ〜! おっはよっ♪」
うしろから飛びつかれる。
JK「おい、離れろ。」
振りほどこうとして少し身をよじると
YN「もぉ! 酷いなぁ〜。
…助ける方法教えてあげようと
思ったんだけどなぁ〜…。」
思いっきり含みしかない言い方。
JK「…何がだよ?」
いつもなら相手にしないところを
これは聞かなきゃいけない気がした。
YN「昨日ユナがオンニにいじめられたこと
パパに言ったの♪」
楽しそうに言う姿に腹が立つ。
JK「はぁ!? あれはお前が…
YN「そしたらパパ怒っちゃってぇ〜!
オンニのこと
遠くに飛ばすって言ってた♪」
俺の言葉を遮って
ケラケラと笑いながら話す。
YN「あ、でも急には無理だから
準備が整うまで
お休みしてもらうみたい♪」
…クソッ…!
JK「…チッ!」
居ても立ってもいられず
社長室へ向かおうとすると
YN「無駄だよ。」
別人のように低い声が聞こえて
足を止める。
・
1399人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のあ(プロフ) - 美海(ミウ)さん» 美海さん、ありがとうございます!それぞれのキャラクターが活きるように頑張って書いているので、そう思っていただけて本当に嬉しいです…!今後もよろしくお願いします! (2021年10月6日 22時) (レス) id: 203c9c38f9 (このIDを非表示/違反報告)
美海(ミウ)(プロフ) - 日に日にユナに殺意を持っていく一方、夢主ちゃん強く生きて……!っていう母性本能を狩られておりますwwwめっちゃ面白いです!これからも楽しみにしてます! (2021年10月6日 21時) (レス) @page28 id: daf6e76b56 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - のりぞーさん» のりぞーさん、ありがとうございます!テヒョンさんのことも魅力的に書きたくてがんばっています…!引き続きよろしくお願いします! (2021年10月3日 16時) (レス) id: 203c9c38f9 (このIDを非表示/違反報告)
のりぞー(プロフ) - いつも楽しみにしています!弟のテヒョンは何者??って感じですごく、続きが楽しみです!! (2021年10月3日 14時) (レス) @page22 id: 396416c798 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 夏さん» 夏さん、ありがとうございます!今後のジョングクさんにご期待ください!がんばってカッコ良く書きますねー! (2021年9月28日 21時) (レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のあ | 作成日時:2021年9月24日 1時