一夜の過ち【JK】 (ページ17)

今日:16 hit、昨日:2 hit、合計:471,379 hit

１７ページ17

・

　『えっ！？
　いやっ…まぁ…。
　おっ…驚いた…よ…？』

また段々と気まずくなってきて
窓の外を見てなんとか落ち着こうとする。

JK「僕のこと…少しは意識してくれました…？」

が、彼はどうしても私の心拍数を上げたいようだ。

　『そりゃっ……………
　する…でしょっ…！
　若い男の子家に連れ込んじゃって…
　その…申し訳ないこと
　させちゃったなぁと…。』

JK「そうじゃなくて！」

いきなり大きな声で言われて
思わず運転席を見る。

JK「男として…意識してくれましたか…？」

…は？

…男…？

この場合の男って…

そういう…

頭の中で計算式を問いていると
車が止まった。

どうやら私の住むマンションの前に到着したようだ。

いまだ呆然としていると

シートベルトを外したジョングクは
助手席の方へ身を乗り出し

　『…っ…！？』

私の唇を奪った。

JK「僕、先輩のこと好きです。
　もう二度と、傷付けません。
　これから頑張るんでよろしくお願いします。」

そう言って車から降りると
助手席のドアを開け
私の手を引いて降りるのを手伝ってくれた。

JK「腕、痛むようでしたら
　連絡してくださいね。
　病院まで乗せていきますよ。」

私の赤い痕をさすりながら心配そうに言う。

　『あ、ありがと…。』

困惑したままきちんと答えられない自分が恥ずかしい。

そして私の頭を優しくポンポンと撫でると
運転席へ戻って行った。

車を見送ろうと見ていると
運転席の窓が開き

JK「あと、僕のこと
　昔みたいに”グク”って呼んでください。
　それじゃあ！」

満足そうな笑顔で帰って行った。

…さて

いろいろと整理しようか。

衰えた脳みそをフル回転させながら
自分の家へと向かった。

・