一夜の過ち【JK】 (ページ14)

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まさか自分じゃないよな…？

と思いながらも一応振り向くと
いかにもチャラそうな
ニヤついた３人組の男の子たち。

３人は明らかに私のことを凝視していて
先ほどの言葉が
自分に向けられたものだと理解する。

　『いえ、連れがいますので。』

そう言ってその場を立ち去ろうとすると
片方の手首を掴まれる。

掴まれた所から全身に鳥肌が立つ。

　『なんですか？』

掴んでいる子を睨みつけながら言って
振り払おうとするが
簡単には放してくれないようだ。

　「え～？でも今ひとりじゃん！
　ちょっとでいいから遊ぼうよ～！」

頭の悪さが露呈した口調で言われ

　『あのね、悪いけど私もう30のおばちゃんなの。
　もっと若い子にしたら？』

あきれながら言ってやった。

すると３人とも一瞬ギョッとした顔をするも
すぐにニヤついた顔に戻り

　「マジで！？全っ然見えねぇ！
　おねーさんちょーキレーだし！
　 …年上のお姉さんと…って
　超良くね？」

なんだかよくわからない会話をしている彼らに
ついていけず怪訝そうな顔で見ていると

　「さっ！行こ行こっ！」

と、腕を掴んだまま
ずんずんと進んで行ってしまう。

　『ちょっと！放しなさい！』

一応抵抗はしてみるが全く歯が立たない。

そんな様子を見た周りのお客さんたちは
物珍しそうな顔をしているが
助けてくれる人は誰もいない。

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