35話 ページ36
ｷｼﾞｬ「Aっ！」
A「キジャ、それにみんなも...っ！」
キジャが突然突進してきた
A「キ、キジャ？」
ｷｼﾞｬ「......」
ﾖﾅ「キジャね、Aが居ないって気づいた途端
すごく慌てだして」
ｷｼﾞｬ「...すごく、心配したのだぞ」ｷﾞｭｩ
A「っ！...ごめんね、キジャ」
ﾕﾝ「心配してたのはキジャだけじゃないんだけど！」
A「え？」
ﾕﾝ「え？っじゃないよ！心配するのは当たり前でしょ！」
A「私が、心配？((ﾎﾞｿｯ...心配かけてごめん」
ﾊｸ・ｷｼﾞｬ「……」
私は、通路の中での話をした
ﾕﾝ「えぇ！里の人間に地下に連れていかれそうになった？大丈夫なの？」
A「うん、青龍が助けてくれたから」
ｷｼﾞｬ「おのれ、姫様方を敬わぬばかりか
地下に閉じこめるなど、余程私の逆鱗に触れたいらしいな」
ﾖﾅ「キジャ！顔が...」
ﾊｸ「落ち着け、まったく坊ちゃん育ちは...
一般人殺す気か？大人になれよ」
ﾕﾝ「あんたもな、元将軍！」
ｷｼﾞｬ「だが何故、青龍と知っていたのに...」
A「キジャの言いたいことはわかるよ
でも青龍がしたいようにさせてあげたい
何にもとらわれず、ただ自分の意思で」
ﾊｸ「……」
ｷｼﾞｬ「っ...そうか」
A「でもそれは青龍だけじゃない、キジャにも言えることだよ」
ｷｼﾞｬ「え？」
A「私は、あなたたち四龍には特に自由に生きて欲しいと思ってる」
ｷｼﾞｬ「そうか...」
ﾕﾝ「でも、何で青龍は逃げたの？」
A「青龍は目の力のことを気にしていた、外に知られてはいけない力なのだと...
でも私は、青龍をあんな場所に一人にしておきたくない...だから、もう一度あそこへ行く」
ﾕﾝ「じゃあまたあそこの迷路に入るの？」
A「えぇ」
ﾕﾝ「怖い目にあったのに全然怯まないのな、根性あるじゃん」
A「何故だろう、不思議と怖くないの
青龍とキジャがいてくれるからかな」
ｷｼﾞｬ「っ！.../////」
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作者名：カッパ | 作成日時：2021年8月5日 1時
