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31話 ページ32

それからも青龍を探し続けたが見つからなかった


ユン「キジャ、Aどう?」

キジャ・A「居ない...」

ユン「ここもダメか」

A「...もっと向こうにいる」

ユン「えぇ、まだ向こう?おかしいなぁ
それらしきとこには行ったのに...
まさか青龍国境超えたんじゃないだろうなぁ」

A「それはないと思う、四龍たちはこの高華国から出ることは無い」

ユン「じゃあ何処にいるんだ青龍
やっぱりAの言った通りギリギリに...」

キジャ「っ!姫様、足を痛めたのですか?」

姫様が足をさすっていた

ヨナ「大丈夫、ちょっと疲れただけ」

ユン「飲んで」

ヨナ「...美味しい!何これ!」

ユン「枇杷の果実酒、飲むと疲労回復
三葉を足に貼っとくから今日はもう休みな」

ヨナ「ユン、すごい!物知り!」

キジャ「っ...」

A「......」





キジャ「どうしてこのようなところで眠れるのだ」

A「皆疲れているのよ、身を隠しながら回り道をして歩いているから」

キジャ「っ!Aは寝ないのか?」

A「うん、あまり寝る方ではないから
何か悩み事があるなら聞くわよ」

キジャ「っ!Aには何でもお見とうしなのだな...
私は、皆の役に立っているのだろうか
私がはっきりと青龍の居場所を特定できないから姫様が足を痛めたのでは...」

キジャは膝を抱えて座りながら話した

A「キジャはきっと責任感が強いのね
...でも、何でも自分のせいにしているといつか心が壊れるわよ
それに姫様が足を痛めたのは貴方のせいじゃないわ」

キジャ「A...」

A「だからキジャ、そんなに思い詰めなくても
誰もあなたのせいだなんて思ってない
むしろあなたがいて感謝してるわ」

キジャ「そうか...ありがとうA、自信がついた!」

A「それは良かった...もうそろそろ寝た方がいいまたここ、貸すけど」

キジャ「っ!.../////じゃ、じゃあ、」

A「フフッ今日も星が綺麗ね」

キジャ「...綺麗」

A「でしょ?」

キジャ「(空を見上げるAの姿が綺麗だと言ったら
どんな反応をするだろうか)」

A「♪〜〜」

キジャ「(今度直接、言って、みよう、か...)」

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作者名:カッパ | 作成日時:2021年8月5日 1時

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