30話 ページ31
ﾖﾅ「そういえば昨日の夜、Aが歌っていたの聞いた？」
ﾕﾝ 「聞いた！そしたらいつの間にか眠ってて...
起きた時も目覚めが良かったんだよね」
ﾖﾅ「私なんて疲労も無くなったの」
A「どうかしたんですか？」
ﾖﾅ「A、昨日の夜歌ってたでしょ？
それを聴いて寝たら疲れが取れたから何でだろうと思って」
A「多分私が無意識に力を使ったんだと思います」
ﾊｸ「力？」
A「私は治癒の能力があるの
それはいろんな方法で使うことが出来るんです...
例えば、昨日のように歌に乗せたり」
ﾕﾝ「そうなんだ、すごいね」
A「そんなにいい事ばかりでもないけど...((ﾎﾞｿｯ」
ﾊｸ「...おい、白蛇！背中に虫いんぞ」
ｷｼﾞｬ「っ！へやぁぁぁぁ！！！」
ﾊｸ「♪〜」
ﾖﾅ「キジャ待ちなさい！ハクの嘘だから！」
ﾕﾝ「静かにしな、愉快な珍獣共
これから人里にはいるんだから、しかも火の部族の土地だから目立つんじゃないよ」
ﾖﾅ・ﾊｸ・ｷｼﾞｬ「は〜い」
ﾕﾝ「無理だけど」
それから私たちは青龍探しを本格的に始めた
ﾕﾝ「キジャ、A」
ｷｼﾞｬ「ここには居ない」
ﾕﾝ「そう簡単にはいかないか、じゃあ次はここから十里先の...」
ﾊｸ「待て、そこはダメだ、火の部族の訓練場になっている」
ﾕﾝ「えぇっ！じゃあここは？」
ﾊｸ「そこは最近開拓されて...」
ﾕﾝ「うっわ、行ったらやばかったね」
ｷｼﾞｬ「......」
A「......(キジャ？)」
ﾕﾝ「決まったよ、ちょっと歩くけど候補地は3つに絞れた、多分そこに里はある」
ﾖﾅ「ほんと？」
ﾕﾝ「意外と詳しいね、雷獣」
ﾊｸ「ま、一応将軍でしたから
各部族の軍事とか変化には敏感なのよ」
ﾕﾝ「今度教えてよ」
ﾊｸ「あぁ、いいぜ」
ﾕﾝ「じゃ、行こ」
ｷｼﾞｬ「......」
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作者名：カッパ | 作成日時：2021年8月5日 1時
