19話 ページ20
ﾖﾅ「あっ、神官様」
神「目を覚まされたのですね、私イクスと申します
今あなた方の夢を、見ていました...
二人とも、神の声を聞きたいですか？」
ﾖﾅ「ムンドクに、神官様に道を示していただくよう言われたの
ハクやAを死なせたくない、私の願いはそれだけ、神様に聞くことなんて...」
ｲｸｽ「いいえ、あなた方が生きるということは
普通に平和に暮らすのとは違う」
ﾖﾅ「え？」
ｲｸｽ「あなた方が生きるということはこの高華国を揺るがす、嵐を起こすということ」
ﾖﾅ「神官様...?」
ｲｸｽ「あなた方がただ真っ直ぐに生きたいのなら
熱き血潮を止められぬのなら神の声を伝えましょう ...
闇 落つる大地
龍の血により 再び蘇らん
古の盟約に従い 四龍集結せん時
王守護する剣と盾が目覚め
ついに赤き龍と龍神の子 暁より還り給う」
パタリッ
ｲｸｽ「神の声を伝えるのは精神力がいるので...」
ﾕﾝ「めんどくさいよ、わかどしよりー」
ﾊｸ「龍とか神とかさっぱりわからんが、何を言われても俺は壺は買わん」
ﾕﾝ「売らねぇよ」
ﾖﾅ「さっきの予言、赤き龍って神話に出てくる王のこと？それに龍神の子って...」
ｲｸｽ「建国神話はご存知で？」
ﾖﾅ「えぇ、でも建国神話と何の関係が？」
ｲｸｽ「ヨナ姫、あなたは生きたいと言いましたね
でも、一人では生きられない
外に出ればまた命を狙われるから
あなたの傍にはあなたを支える二人がいる
しかし、このままでは死にます」
ﾖﾅ「っ！」
ﾊｸ「ちょっと待て、勝手に殺すな」
A「私、死ぬんだ」
ﾕﾝ「えいっ！」
ﾊｸ「う"っ...」
A「っ…...」
ｲｸｽ「このように非常にやばい、あなた方には味方が必要なのです」
ﾖﾅ「でも誰が...」
ｲｸｽ「四龍の戦士を探しに行かれよ」
ﾖﾅ「四龍の戦士って...伝説の！居るの？」
ｲｸｽ「いますよ、彼らは今でもこの国でひっそりと龍の血を受け継いで生きている
彼らが力をかしてくれるでしょう」
ﾖﾅ「神官様、こんな私事に龍たちは力を貸してくれるでしょうか」
ｲｸｽ「大丈夫ですよ...龍に愛された、龍神様の子がいれば、そうですよね？A姫」
A「.....」
ﾖﾅ・ﾊｸ「え？」
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作者名：カッパ | 作成日時：2021年8月5日 1時
