17話 ページ18
私たちはしばらく敵を倒し続けた
A「これじゃキリがない」
ﾊｸ「そうだな」
ハクは姫様を抱えて走り、私はその後をついて行った
ﾊｸ「姫さん、太ったな」
ﾖﾅ「一言多い！」
その時、姫様が躓いて転んでしまった
「姫を狙え！」
ﾊｸ・A「っ！」
ﾊｸ「(間に合わない！)姫さん！」
ｸﾞｻｯ
A「っ...大丈夫ですか、姫様」
ﾊｸ・ﾖﾅ「A！」
私はすぐに肩から矢を抜いた
A「っ...私はいいから、姫様を！(毒矢か)」
ﾊｸ「っ...わかった」
走って草むらに逃げ込んだ
ﾊｸ「絶対に動かないで下さいよ」
A「私は止められても行く」
ﾊｸ「...まったくﾎﾞｿｯ本当に大丈夫か？」
A「うん」
ﾊｸ「よし、行くぞ」
私とハクは姫様を置いて走り出した
しばらく戦っていたが、毒が回り視界がぼやけ始めた
A「(っ...足がふらつく)」
ﾊｸ「っく...」
私はハクと戦っていた敵を後ろから斬ったが
足がふらつき、バランスを崩した
その隙を狙われ、背中や肩を斬られた
A「うっ...」
ﾊｸ「A！...っ！なぜでてきた、姫さん！」
A「っ...」
ﾖﾅ「A！」
その時、兵に押されハクが崖から落ちそうになったが間一髪で縁に掴まっていた
A「ハ、ク...」
ﾖﾅ「ハク！」
姫様が下に降りてきて剣を振り回した
そして隙を狙って二人でハクを持ち上げようとした
ﾖﾅ「ハク！」
A「絶対、に、死な、せない」
ﾊｸ 「やめろ！俺の事はもういい、姫さん連れて早く逃げろ！お前がもたなくなるぞ！」
A「どのみち、この怪我じゃ逃げ切れない」
迫ってきていた兵に気づいて驚いた拍子に三人とも崖から落ちてしまった
A「ハクは、姫様を...」
ﾊｸ「バカ言うな！」
ハクは私たち二人を庇うように抱きしめた
バキッ
ﾊｸ 「くそっ...」
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作者名：カッパ | 作成日時：2021年8月5日 1時
