13話 ページ14
「あっ、リナちゃんにAちゃん！」
ﾖﾅ「あ、おば様」
「あらヤダおば様だなんて...リナちゃん、昨日はよく眠れた？」
ﾖﾅ「はい...」
「あんた、城を追い出されたんだって？
聞いたよ、料理も裁縫も掃除も洗濯も琴も舞もできなかったんだって？」
ﾖﾅ「え？」
「あはは！心配しなくていいよ、私が一から教えてあげるから！
それに、Aちゃんにも聞くといいよ、本当になんでも出来るからね
じゃあはいこれ、早速洗ってきておくれ！」
ﾖﾅ「え、あの...」
「頼んだよ！」
ﾖﾅ「...琴と舞なら少しはできるわ、それにAできるってほんと？」
A「はい、何があっても出来るようにと
教えられてきましたので」
ﾖﾅ「そうなんだ...あっ、ハク」
ハクは、ヨナが持っていた洗濯物の半分以上持って歩き出した
ﾊｸ「こっちだ、女官殿」
A「ねぇハク...川が、枯れてる」
ﾊｸ「何？」
ハクがヘンデを上流に向かわせて少したった頃
「ムンドク長老が帰ってきたぞ！」
ﾊｸ「じじい！」
A「ムンドク様」
ﾑﾝﾄﾞｸ「っ！...ご無事だったか」
ﾖﾅ「ムンドク、苦しい」
ﾑﾝﾄﾞｸ「おぉ」
ﾃﾖﾝ「じっちゃん！」
ﾃｳ「ヘンデが戻ったぞ」
ﾍﾝﾃﾞ「イテテ、あれ長老帰ってたんだ」
ﾑﾝﾄﾞｸ「ヘンデ、その傷は...」
ﾊｸ「何があった」
ﾍﾝﾃﾞ「いやぁ、ちょっと失敗しちゃった
上流に行ったらびっくり、火の部族のヤツらが川を止めてたんだよ
それで喧嘩売ったらボコボコのぽいよ」
「俺らと戦争でもやんのか！」
「ボコボコにしてやる！」
ﾑﾝﾄﾞｸ「まて、火の部族に手を出してはならん」
ﾃｳ「何で、あいつら川をせき止めてヘンデを殺したんすよ」
「このままだと風牙の都が...」
ﾑﾝﾄﾞｸ「落ち着け、川のことなら心配いらん
それよりヘンデの治療を急げ」
ﾊｸ「じじい...」
ﾑﾝﾄﾞｸ「これは火の部族からの警告じゃ
奴らはスウォン様を陛下にさせたがっている」
ﾖﾅ「っ...！」
ﾑﾝﾄﾞｸ「大丈夫じゃ承認はせん、承認してしまったらハクとAにかけられている国王殺害の容疑を認めることになるからのう」
ﾊｸ「だろうな、俺たちに罪を着せるのが一番手っ取り早い」
ﾖﾅ「っ...」
ﾊｸ「大丈夫ですよ」
ﾖﾅ「うん」
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作者名：カッパ | 作成日時：2021年8月5日 1時
