10話 ページ11
そして夜になり、いつも通り姫様の部屋に行くと
姫様が出ていくのが見えた
A「(こんな時間に何処へ...)」
私は姫様の後を追った
A「なぜ衛兵が一人もいない...まさかっ」
私は走って姫様を追った
姫様は陛下の寝室に入っていった
A「クソっ...」
私は少し遅れて部屋の中に入った
A「姫様！...っ！」
部屋の中では血の着いた剣を持ったスウォン様と
腹から血を出して倒れている陛下
そして、陛下の横で泣きながらこちらを見ている姫様がいた
A「これは、どういう...」
ｽｳｫﾝ「会うの初めてですね、Aさん」
ﾖﾅ「A...？」
A「姫様、ご無事ですか」
ﾖﾅ「父上が、父上が息をしてないの...」
ｽｳｫﾝ「私が、殺しました」
A「っ！何故あなたがっ...」
ｽｳｫﾝ「貴女なら知っているのでは無いですか？
あの日の真実を...
それに、貴女は陛下がいなくなってむしろ良かったのでは？」
A「っ！」
ﾖﾅ「え？どういうこと？A...」
A「……今は話せません」
その時、扉を開けて誰かが入ってきた
ｹｲｼｭｸ「スウォン様、こちらにおられましたか
...ん？ヨナ姫に従者のA、まさか見られたのですか？」
ｽｳｫﾝ「...」
ｹｲｼｭｸ「では殺しておしまいなさい」
スウォンは剣を持ちなおし近づいてくる
A「(とにかく今は逃げる事が最優先！)」
私は姫様の手を取って敵を倒しながら走った
A「(ハクはどこにいるの...)」
その時、姫様が転んでしまい兵に周りを囲まれた
「大人しく死んでください、これも高華国のためなのです」
A「ふ〜ん、まっ当たり前って言えば当たり前よね」
ﾖﾅ「え...？」
私は近くにいた兵を次々に斬り倒していった
A「(これじゃキリがない...)っ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カッパ | 作成日時：2021年8月5日 1時
