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1話 ページ2
ある雨の降る夜、ある城で子供が生まれた
その子供は少し薄い赤色の髪に
黄色と薄紫の、瞳孔の細長い眼をしていた
その目の下には奇妙な模様があった
イル「…悪いが、この子供を皇女にする訳にはいかない」
カシ「……」
「それがよろしいかと...これでは民にも怖がられてしまいます」
それから私は、誰からも愛されることなく大きくなっていった
A「...なんだろう、騒がしいな」
部屋に閉じ込められていた私は、外が騒がしいことに気づき、聞き耳を立てた
「お妃様のお子様が生まれたそうよ!」
「それはめでたい!」
「しかも珍しい赤毛の子ですって!」
A「私だって赤毛なのに...」
そう、私は生まれた時から誰にも喜ばれなかった
いらない子だった
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作者名:カッパ | 作成日時:2021年8月5日 1時