第12話 ページ15
『ん……』
「あ、目覚めました?」
『佐々木、さん…?』
目をうっすら開けてまだぼんやりとする視界の中で佐々木さんが私の顔をのぞき込んでるのが見えた。
『ここって…』
「病院です。いつも病院嫌がるから躊躇ったんだけど…熱も酷かったし心配だったから、ごめんなさい……」
佐々木さんが申し訳なさそうに顔を顰めて謝るから、病院は確かに苦手だけどしょうがないと割り切ることにした。
『大丈夫です。迷惑かけて、すいません…』
「いいのよ、仕事の事は気にしなくていいからね。1週間くらい休みとらせてもらったからゆっくり休んでください。」
『いつ退院できるの…?』
「早くて明日じゃないですかね??
ねえ、Aちゃん。聞いてもいい?」
『…?』
「何があったか聞いても大丈夫…?」
『あ……』
思い出すだけで頭が痛くなるような、それくらいダメージの大きい出来事で
でも、今まで人に話さずに抱え込んでたから
誰かに打ち明ければ楽になれるかも、と
私は徐に口を開いた。
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友 - 読ませていただきました、読んでいてとても楽しいです♪続き楽しみにしてますね (2017年8月12日 5時) (レス) id: f5f412bd1c (このIDを非表示/違反報告)
枢木朱花(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます!励みになります頑張ります!! (2016年8月30日 0時) (レス) id: c99f865d08 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - お気に入り登録させていただきます(^^)更新ファイトです! (2016年8月29日 2時) (レス) id: 61c0ff7a24 (このIDを非表示/違反報告)
枢木朱花(プロフ) - ちゅんさん» ありがとうございます!最近更新遅くて申し訳ないです… (2016年8月28日 0時) (レス) id: c99f865d08 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!更新頑張ってください!! (2016年8月27日 1時) (レス) id: 3e37232869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:枢木朱花 | 作成日時:2016年8月8日 21時