私！リアルの天女なのに！！！2

48話 保健委員って本当凄い ページ5

Aside


食満君と会った数日後
私は、何事も無く平和な日々を過ごしていた

朝は食堂に行き
おばちゃんの手伝いをして

その後は小松田君と一緒に事務員の仕事をしたりている


乱「名前)さん！こんにちは！！」

『こんにちは、猪名寺君
すごい量の包帯だね』


換気のために居間の扉を開けていたら
猪名寺君が大量の包帯を腕いっぱいに持っていた

猪名寺君の目線は包帯のギリギリの上で
上半分は見えているが
足元が見えないような様子だ


『半分持つよ
そのままだと転けちゃう』

乱「大丈夫ですよ
しかもこれは保健委員の私の仕事です」

『でもそれだと、見てるこっちがヒヤヒヤするよ』


猪名寺君はそう言われると
渋々、包帯を渡してくれた


『これを医務室に持っていくの？』

乱「そうです
保健委員の皆が医務室におられます」


その後、猪名寺君は不運のせいか
小石につまずいたり
小枝が飛んできたりなど
小さな不運が続いた


『アハハ…不運だね』

乱「はい…」


そんな話をしていると
あっという間に医務室についてしまった

猪名寺君が医務室の扉を開けると
そこには…


乱「伊作先輩…それに他の皆さんも…
どうしたてこんな事に…」

『あちゃ〜、凄い事になっているね』

善「やぁ、Aさん
乱太郎も包帯ありがとう」


ボロボロになった善法寺君に三反田君は
包帯やら薬やらを塗っている

その横では、川西君と鶴町君が薬草や
散らばった薬品などを片付けていた

川西君はあの後本当会っていなかったので
委員会にも参加出来るまでに回復していて安心した


乱「伊作先輩、どうしたのですか？」


善法寺君は照れながら話し始めた


善「実は、皆で包帯を巻いていて
小腹がすいたから食堂に行って
おやつを貰ってきたんだけど、持ってくる途中つまずいてしまってね
そのおやつが、空中を飛んで薬草の中に入りそうになって
慌ててどけようとしたら
滑って、体全体で薬草をどかしたんだ
と言うよりも薬草と一緒に滑ったというか…」

鶴「先輩が滑ったせいで
薬草入れをひっくり返してしまって
先輩は頭を打ってしまうし、薬草は散らばるで
もう、大変な事になってしまったんです」


流石、保健委員会と言うよりも不運委員会というか…


『なら、私も手伝うよ』

善「えぇ！いいですよ！
Aさんにそんな事させられません」

『でも人が多い方が早く片付けられる』

善「なら…お言葉に甘えて」


善法寺君の照れている顔は結構可愛い……

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