私！リアルの天女なのに！！！2

69話 天女様は不安です ページ27

Aside


その後、奥義★DOGEZA★をした私は
無事に部下二人に叱られています

学園長の庵の端っこで正座をしながら
目の前の二人はガミガミと目を逆立てて
あれはどこまで伸びるんだ？
ぐらいまで逆立てています

勘弁してください…


右京「はい復習」

『私は二度と部下達がいない所で
天界に戻ったり天女の力を勝手に使いません』

左京「言うだけだったら誰でもできます
ので、この腕輪をつけてください」


左京が渡してきたのは
金色に装飾され小さく赤い石がはめ込まれた
腕輪だった


『綺麗…これなに？』

左京「これは、貴女の力を抑えるための道具です
これさえあれば、力を使えませんし天界に戻れません」

右京「貴女を思ってのことです」


う〜ん、これさえ着けておけば
もう倒れる事なんてないのかもしれない…

忍術学園の皆にこれ以上迷惑をかけれないし


『分かった、つけておくよ』


腕輪をつけて
自分の腕をあげて見てみる

本当に綺麗な装飾だな…


右京「ちなみにそれは、勝手に取れないようにしています」

『はぁ？！なんで！命狙われているんだよ！
自衛できないじゃん！』

左京「A様がピンチの時に外れますから」

『そんな〜…ｶﾞｸ』


ただでさえ、周りに迷惑かけてるのに
力を使えなかったら余計に迷惑をかけるかも…

何がピンチの時に外れますだ…
この忍術学園で一分一秒も安全な時なんて無かったのに…
ずっと自分の力を持ってて頑張ってたのに…


学「Aさんや、そんなに不安な顔をなさるな
Aさんは我ら忍術学園全員が守りますゆえ」

『………ありがとうございます』


学園長先生もこう言っているが
やはり不安な気持ちは消えない…

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