私！リアルの天女なのに！！！2

65話 天女様の洞察力なめんなよ ページ23

Aside


学「それでAさん何故倒れたのか
原因は分かりますかな」

『生憎、原因は不明でして
私の部下でしたら何か知っていると思いまして』


右京と左京を見ると
何故か冷や汗をかいていた


山「何か心当たりなどは」

『ありません
私は昔の事はあまり覚えておらず
生まれた時から今までどこで生きていたかも覚えておらず
幼き頃から周りの関係者などはそこにいる右京と左京しかいません』


いや、右京と左京しか合わせてくれなかったの方が正しいのかな

私の話を聞いた山田先生は辛そうな顔をすると謝ってきた


山「申し訳ない踏み込んだ事を聞いて」

『頭を上げてください、私は別に気にしておりません
確かに誰にも会えないのは退屈ですし
寂しいですがここに来てからとても楽しいです
なので謝らないで下さい』

山「…お優しいですな」

『そんなこと…』


確かに一人ぼっちは寂しいから
シヴァがいてくれて本当に嬉しかった


学「ふむ…Aさんの部下殿
先程から汗が出ていますぞ
この時期はまだ暑くないのじゃが

それとも具合が悪いのですかな」

右京「あっ…いえ」

左京「そういう訳では…」


明らかに手を頭の後ろに置いたり流し目をしたりなど

バレバレな言い訳
昔から嘘はつけないタイプだからな
絶対に何か知ってる


『右京左京、話しなさい』

右京「ですが！この様な話は今まで部屋にいた箱庭育ちの天女様には少し刺激が強いと言うか」

左京「こう言う話はしてこなかったので少々生々しい話かと…」


そんな事言われたら躊躇しちゃうじゃん
けど、前々から二人が何かを隠している事は知っていた

だから聞いてやる


『話しなさい』

右京「………分かりました
それでは話させてもらいます」

左京「右京！」

右京「分かれ、左京
天女様にはこれ以上隠せない

いつか知る時が来ると分かっていただろ」

左京「っ……」


他の先生方も自分の事では無いのに
真剣に話を聞こうとして下さる


右京「…時は天女様がお生まれになる前の話です______」

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