彼のムードと私のムード ページ50
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敬))もう寝るの?
化粧水も塗り終わって、髪も乾かし終わって。
ふわ、と欠伸しながら彼の前を通り過ぎると、冒頭のセリフを言われた。
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○○))うん、眠いし
敬))え〜?
お兄さんといい事しないのー?と唇を尖らす謎のキャラ。
○○))いい事しません。
敬))えーー!
○○))じゃ、おやすみ
敬))え、待って待って
ヒラヒラと手を振って寝室へ向かおうとすると、グッと引き寄せられた。
敬))本当に、しない?
○○))しないってば
敬))…(´・_・`)
そんなしょぼくれた顔したって、今日は寝るんだから。
私は眠いの。寝たいのよ。
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敬))…ちぇっ
ムスッとしてしまった敬浩に、私は呆れた顔で見つめた。
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○○))バカね
敬))はいはい、どうせバカですよ
○○))そうじゃなくて。
いい事したいとかそんな事をサラッと言いのけるくせに、
・
ーチュ、
・
敬))は、何だよ
大事な事が欠けてる。
・
○○))ムードってやつを気にしたりしないのね
突然のキスに驚いたらしい彼が、拗ねた顔と嬉しそうな顔、複雑そうな表情を浮かべる。
・
○○))私はいい事する前に敬浩とチュー出来る方が嬉しい
女の子は、一応「ムード」ってやつを気にするのさ。
敬))…へぇ
○○))何よ、
敬))別に
・
【彼のムードと私のムード】
○○))怒った?
敬))じゃあ今日はチューだけ
クスッと笑った私に、今度は優しい表情をした彼の顔が近づいてきたのだった。
END
(やっぱ我慢出来ないかも)
(…あほ。)
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かなリン - 巌ちゃん (2018年4月7日 4時) (レス) id: 716ebf9dca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゃひろ | 作成日時:2018年3月22日 21時