ツンツンツンデレ ページ45
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朝。
ふと目が覚めて、まだ開ききらない目を擦りながら寝返りを打った。
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○○))…んん、あれ…
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何に当たるわけでもなく、ポス、と布団に落ちただけだった自分の腕に、私は違和感を覚えた。
あれ、さっき目が覚めた時は隣で寝てたのに…。
まだ重い瞼を開けて隣を見れば、すっからかんのベッド。
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○○))臣〜?
掠れた声で呼んでみたけれど、彼はここには居ないらしい。
身体を起こして寝室を出ると、ソファーに座って優雅にコーヒーを飲んでる彼を見つけた。
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○○))…居た
臣))おはよ
チラリと私の方を見て、視線はすぐに携帯画面へと戻される。
…まぁ、そんなのはいつもの事だから別に何も思わないんだけどね。
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○○))眠い…
臣の上に乗っかって、そのまま身体を預ける。
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臣))重い
○○))んー
臣))寝るなよ
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ヨダレ落ちるから。と耳元で酷い言葉が聞こえるけど、気にしません。
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臣))おい、起きろって
○○))起きてるー…
臣))それは起きてるって言わないんだけど
軽く頭を叩かれるけど、それも気になりません。
臣))こら
○○))分かってるってば
うるさいな、そんな言わなくてもいいじゃんか。
そう思いながら寝てた首を起こして、臣から降りようとした。
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ーちゅ
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○○))わ、
途端におでこに感じた、温もり。
慌てて臣を見るけど、臣は何もしてないかのような素振り。
何だ、こいつ。
朝から気狂わせてくれるな。
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【ツンツンツンデレ】
○○))好きだバカぁあ
臣))……苦し…
朝から好きが増した私です。
おはようございます、完全に目が覚めました。
END
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かなリン - 巌ちゃん (2018年4月7日 4時) (レス) id: 716ebf9dca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゃひろ | 作成日時:2018年3月22日 21時