そろそろ一緒に住もっか。 ページ41
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臣))おはよ
朝、起きて部屋でのんびりスープを飲んでると、
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何故かいきなり現れた彼。
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○○))…え?何でいんの?
臣))合鍵持ってるもん
○○))いやまぁ、そうですけど…
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飲みかけたスープを机に置いて、私の前ににこやかに座る彼を見つめた。
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臣))びっくりした?
○○))夢見てんのかと思ってる
臣))…夢じゃねーよ
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ほら、と手を伸ばしてきて、私の頬を抓る臣。
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…結構力強め。
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○○))痛い
臣))痛いって事は現実
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まだ完全には起きてない私の脳は、とりあえず何で臣がいるのか、未だにそこに謎を感じてる。
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臣))だからさー
○○))何よ
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ー「会いたかったから来たんじゃん」
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○○))…っ
臣))だから来た。ダメ?
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すっぴんは見せたくなかった?なんて笑ってる彼。
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臣))まー見慣れてるけどね
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ご愛嬌様です。と一人で言ってる臣。
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○○))別に…いいけど、
臣))俺、もう少ししたら仕事だから
○○))…そ。
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折角来てくれたと思ったら、もう居なくなるのか。
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臣))だから、会いたかったついでにもう一つ。
○○))何?
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首を傾げると、机の上にあるスープを横に追いやって、
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コツ、と置かれた一つの鍵。
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○○))鍵?
臣))一回しか言わないかんな
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よく聞けよ、と一言。
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○○))わかった、じゃあ目覚ますから顔洗わせて
臣))…はぁ?
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【そろそろ一緒に住もっか。】
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…なんて言葉を聞くのは、まだもう少し先の話。
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○○))ちょっと待ってて〜
臣))本当に行くのかよ
END
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かなリン - 巌ちゃん (2018年4月7日 4時) (レス) id: 716ebf9dca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゃひろ | 作成日時:2018年3月22日 21時