とある朝の出来事 ページ32
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ふと、目が覚めて
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思いまぶたを開けながら寝返りを打つと、
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岩))おはよ
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既に起きてた彼と目が合った。
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○○))…はよ
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まだ掠れてる声で返事をすれば、クスッと笑われた。
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岩))眠い？
○○))寝たい
岩))起きたばっかだろ
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全く。と呆れてる彼。
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でも、眠いもん。
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それでも朝は朝。
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仕方なく体を起こす事にした。
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ふあぁ、と欠伸をしながら体を起こすと
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何だか後ろでクスクス笑ってる声。
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○○))…何
岩))いや、まだ寝ぼけてんのかなって
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そう言った彼の視線は、少し下へ向かった。
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その視線に合わせて下を向けば
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○○))…！
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まだ何も身に纏ってない自分がいた。
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○○))ちょ、見なかった事にして
岩))えー？
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別に見慣れてるけど？なんて言って笑ってる。
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岩))別に昨日が初めてじゃないし？
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平気でそんな事言ってる彼を見ながら、慌てて布団へ潜り込む。
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○○))…見んなバカ
岩))何そのツンデレ
○○))ちょっと！
岩))可愛いんですけど
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ムギュ、と今度は抱きついてくる。
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ねぇ、本当にやめて。
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恥ずかしいの何者でもないから。
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岩))めっちゃ顔真っ赤。
○○))…見ないで
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どうでもいいから早く下着をつけたい。
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この場から逃げたい。
穴があったら潜りたい。
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岩))まぁ、そう言わずにさ
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一瞬、彼が離れたかと思うと、
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ちゅ。
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と音が聞こえて、おでこに感じた温もり。
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岩))改めておはよ
○○))…オハヨウゴザイマス
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【とある朝の出来事】
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まともに顔も見れない私を見て、嬉しそうに笑う彼なのでした…
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END
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かなリン - 巌ちゃん (2018年4月7日 4時) (
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作者名：あゃひろ | 作成日時：2018年3月22日 21時
