鶴崎くん ページ18
鶴崎「あの、水上と住んでるって嘘だよね？
あの、死んでも嘘って言って欲しいんだけど。」
「じゃあ嘘」
鶴崎「実際は？」
「ほんと」
まじかー、と、ひとこと、鶴崎くん。
お昼休みに大学で会った鶴崎くんと3人で食事をしていると、鶴崎くんがそんなことを言ってきた。
水上くんは赤門ラーメンを食べてる。
相変わらず健康に悪いものを。
「住んでるというか、居候なだけだけど。」
鶴崎「居候？」
「うん、家にGが出たんだって。」
水上「Aなんでそんなこと言うんだよ」
「？」
ラーメン食べてる水上くんの箸が止まる。
鶴崎「よわ」
水上「ほらいじられた。」
「え、ごめん。」
でも事実なんだけど。
鶴崎「水上に変なことされてない？」
「変なことって？」
鶴崎「変なことは変なことだよ。
気になってることとかない？コイツ人と違うことしてんなーとか」
鶴崎くんが心配そうにわたしのことを見る。
なんでそんなに心配してるんだろう？
「心配するのは水上くんにじゃない？」
鶴崎「どうしてよ」
「だってGが出たんだから、心配しなきゃ。」
鶴崎くんは頭を抱えた。
鶴崎「こりゃそのうちだなぁ」
水上「A」
「なに？」
水上「今日ドラッグストアよろ」
鶴崎「え」
「どして？」
鶴崎「それはダメ！！」
水上「歯ブラシと歯磨き粉買わなきゃ」
「あー、そうだった。じゃあ終わったら買いに行こう〜」
水上「鶴崎お前なに考えてんだよ」
鶴崎「いやもうひやひやして。
僕は一体なにを見せられてるんだ…」
こんなに平気な感じでいるけど。
今、水上くんの右手とわたしの左手はつながれています。
鶴崎くんには見えてない。
どうしてって聞いたら、寒いから温めてって言われて。
そう言われたから温めてるけど
すごく恥ずかしい。
絶対今顔真っ赤だ。
水上「鶴崎これからどこ行くの」
鶴崎「ん？TQCだけど。水上もくる？」
水上「うーん」
多分ドラッグストアに行かなきゃいけないから迷ってるんだ。
「行って来なよ。私先に買って帰ってるよ。」
水上「悪い、ありがとう。」
水上くんは少しばかり楽しそうな顔をした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 636人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayana・tdo・qk・cb(プロフ) - いや、普通に付き合ったあとのお話読みたいです。居ますここに笑余裕があれば書いて欲しいです。絶対読むんでぜひ。 (2020年4月12日 23時) (
レス) id: cf3c86d772 (このIDを非表示/違反報告)
空白@吹部@Tp@不定期浮上(プロフ) - まいちるさんのペースで全然いいので続編待ってます！(なんか上から目線ですみません) (2020年4月10日 3時) (レス) id: 16e27b9642 (このIDを非表示/違反報告)
Ringo28ftb(プロフ) - 完結おめでとうございます！もうほんとドストライクに好きな作品です！！！続編もよみたいなぁ…なんて思ってたりします… (2020年4月9日 0時) (レス) id: f450b250a6 (このIDを非表示/違反報告)
ほしめる(プロフ) - 夜中に一気読みして1人でずっとキュンキュンしてました！すごい面白いお話でした！よければ続編見てみたいです…完結おめでとうございます！ (2020年4月9日 0時) (レス) id: 6314eccbe7 (このIDを非表示/違反報告)
クロ(プロフ) - 完結おめでとうございます！良ければ続編読みたいです…… (2020年4月8日 23時) (レス) id: 1340a6aafd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まいちる
| 作成日時：2020年1月20日 11時
