鶴崎くん ページ8
ピンポンの音で目が覚めた。
時計を見ると昼過ぎだった。
「はい。」
鶴崎「鶴崎です。」
鶴崎くん？
ドアを開けると、鶴崎くんが立っていた。
「え、久しぶり、元気？」
鶴崎「俺は元気だけど、Aちゃんはそうでもなさそうだね。」
水上から聞いたよ。そう言って、鶴崎くんはビニール袋を手渡した。
鶴崎「これ、水上がAちゃんに渡してほしいって。
俺は授業ないから暇だし、一応病院の予約も取っといたけど、Aちゃん一緒に行く？」
鶴崎くんが渡してくれたビニール袋には、ポカリと冷えピタ、おかゆだった。
それから水上くんからのメッセージ
“あとで連絡するから。
お大事に
そー”
殴り書きの字。しかも、名前をそーって。笑笑
少し笑ってしまった。
「鶴崎くんありがとう。1人で行けるから大丈夫。
予約までさせちゃって、ご迷惑をおかけしてほんとにごめん」
鶴崎「いやいや、水上の命令だから笑。
あいつ朝からずっと落ち着いてなかったよ。」
「どうして？」
鶴崎「えー。どうしてって。簡単すぎる問題だけどなー。」
「鶴崎くんが簡単な問題は素人には難しいんですよ。」
鶴崎「あ、長話ごめん。
お大事にね、早く病院行きなね」
「ふふ、水上くんみたいだね。
ありがとう、鶴崎くん。」
じゃあ、と言って、鶴崎くんと別れた。
よし、病院行くか。
なるだけ暖かい格好をして私は外に出た。
病院での診察の結果、
やっぱりインフルだった。
一応水上くんに連絡しようかなと、今日初めてスマホを見たら、
水上くんからのラインが20件くらい来てた。
内容は“生きてる？”とか“病院行った？”とか“インフルだった？”とか、ほとんど質問系の文章だった。
定期的に来てたラインも16:00くらいから途絶えていた。
収録中かな。
そんなことを思いながら
“生きてるよ”“病院行きました”“インフルだったよ”“おかゆとかポカリとかありがとう。今摂取してます”
今頃水上くんは、私のことなんか忘れてクイズに集中してるんだろうな。
そんなことを思うと、ふと寂しくなった。
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ayana・tdo・qk・cb(プロフ) - いや、普通に付き合ったあとのお話読みたいです。居ますここに笑余裕があれば書いて欲しいです。絶対読むんでぜひ。 (2020年4月12日 23時) (
レス) id: cf3c86d772 (このIDを非表示/違反報告)
空白@吹部@Tp@不定期浮上(プロフ) - まいちるさんのペースで全然いいので続編待ってます！(なんか上から目線ですみません) (2020年4月10日 3時) (レス) id: 16e27b9642 (このIDを非表示/違反報告)
Ringo28ftb(プロフ) - 完結おめでとうございます！もうほんとドストライクに好きな作品です！！！続編もよみたいなぁ…なんて思ってたりします… (2020年4月9日 0時) (レス) id: f450b250a6 (このIDを非表示/違反報告)
ほしめる(プロフ) - 夜中に一気読みして1人でずっとキュンキュンしてました！すごい面白いお話でした！よければ続編見てみたいです…完結おめでとうございます！ (2020年4月9日 0時) (レス) id: 6314eccbe7 (このIDを非表示/違反報告)
クロ(プロフ) - 完結おめでとうございます！良ければ続編読みたいです…… (2020年4月8日 23時) (レス) id: 1340a6aafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいちる
| 作成日時：2020年1月20日 11時
