Venus - 短編集 (ページ5)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:8,245 hit

SummerLove - Genki.I ページ5

You Side .

今日はお祭り

案の定私は安定の非リアですよ！！！(泣)

なんて思いながら一人でお祭りをふら～っと見てから帰ることにした

A「みんな浴衣かわいいなぁ」

？？「Aちゃん？？…」

唐突に誰かに名前を呼ばれ、とっさに振り返る

そこにいたのは玄樹くんだった

_____私の好きな人…

私は焦って驚きを隠せなかった

玄樹「一人で来てるの？」

A「あ！、あぁうん！」

寂しい人みたいじゃん(笑)

玄樹「あ～、なら良かった！俺も一人なんだよね！よかったら一緒に回らない？」

……！？

これは夢なのか…

_____

玄樹くんはたこ焼きを食べたり、ピンク色の綿あめを食べたり

少し子供っぽくて可愛い(笑)

普段より沢山話せて玄樹くんのことがよくわかってきた

玄樹「そういえば、今日花火あるよね？」

あ～確かあったな、なんて思い出しながら

A「あるある！」

と答えた

玄樹「あっちのさ、ベンチの方で見ようよ！」

玄樹くんがそう言い放つと私の腕を優しく掴んで歩き出した

ドキドキが止まらない。

可愛らしい玄樹くんではなくて男らしい

ベンチに二人で腰掛けると間も無く花火が始まった

なぜかしばらく沈黙が続き、

少々間をおいて玄樹くんが話し出した

玄樹「俺、今日は偶然会えて嬉しかったんだ、前から好きでした。」

私は言葉を失い何も返せない

玄樹「付き合ってください」

頭の中は真っ白だが、かろうじて
「もちろん」とだけは言えた

これが夏の魔法…？

_____END .