Venus - 短編集 (ページ1)

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Summer Love - Sho.H ページ1

You Side .

今日はお祭り

青い浴衣を着て、彼を待つ

紫耀「Aお待たせ～っ！！！」

甚平を着た紫耀が私に向かって走ってくる

似合ってるなぁ…なんて考えながら紫耀を見つめる

でも、紫耀はまだ目を合わせてくれないし手も繋いでくれない

さっき買ったりんご飴を食べながら

A「ね～。紫耀？」

すると紫耀は動揺してチラッと私を見ながら赤面した

紫耀「…目合わせられへん」

ん……？

紫耀「…浴衣可愛すぎ」

いきなりそんなこと言われて私が赤面している

紫耀「……他の人に見て欲しく無い…俺だけ見てて？」

紫耀の少し嫉妬深いところが私をさらにドキドキさせる

紫耀は少し私に微笑んで、私のりんご飴をなめる

その後、焼きそばやたこ焼き、二人でたくさん食べた

大食い同士、「太るで」なんて笑い合いながら(笑)

あっという間に時間は過ぎ、15分後には花火が始まる

紫耀「なぁなぁ、花火、あっちの海で見ない？」

お祭り会場から多少離れている所に海があり、人がいない

その海まで紫耀と歩いてきた

賑わったお祭り会場とは真逆で、辺りが全て静かで波の音しか聞こえない

すると紫耀が突然後ろから抱きしめてきた

私の顔を後ろから覗き込んでくる

紫耀「…好きだよA」

その言葉を言い放った瞬間

唇が重なった

すぐに唇同士が離れると花火が上がった

肩を掴まれクルッと紫耀の方に向かせられまたキスをされる

_____花火じゃなく紫耀しか見えない

フワッと香るバニラの香りと

紫耀の優しいキスで私はどんどん紫耀に溺れていく

紫耀「……ずっと一緒におろな」

ベタな言葉に照れながらもずっと一緒にいれることを願う

まだまだ今年の夏は始まったばっかりだ。

_____END .