お酒に弱いコックさん《サンジ》-1- ページ5
今日は満月だ。
ほてった頬を撫でる夜風が気持ち良い。
「Aー！飲んでるかー！」
星空を眺めてぼうっとしていると、突然ルフィが後ろから抱きついてきた。
「うふふ、飲んでるよ〜」
「そうか！A、この肉食うか？うんめェ〜ぞ！！」
「美味しそう〜ちょうだいっ」
あまり酒に強くないAは、さっき時間をかけて飲み干した一杯ですでにふわふわと酔っぱらっている。
ビッグ・マムのもとからサンジを取り戻して、そういえばこれが初めての宴。
こんなに満たされた気持ちでみんなと騒いだのはいつぶりだろうか。
Aはサンジと一緒にまた冒険ができている幸せを改めて感じて噛み締めていた。
サンジのことが大好きだから。
仲間としても、恋人としても。
Aは少し涙ぐんでしまったのをごまかしながら目元を手の甲で一拭きすると、おもむろに腰を上げた。
「ルフィ、私ちょっとお水もらってくるね」
「おう！」
ウソップ達のところへ絡みに行ったルフィを見送り、Aはダイニングの方へ向かった。
しかしそういえば、先ほどからサンジとゾロの姿が見当たらない。
「サンジくん、さっきキッチンに行ったっきり帰って来てないな。デザート作ってるのかな？」
ゆっくり話したいなぁ、とAは思いながら扉を開けた。
「おうAか」
中を覗くと、一升瓶片手にご機嫌な様子のゾロと目があった。
「あ、ここにいたのねゾ、ロ……」
その時Aはそこにいるもう一人の人物に気付き、思わず声を途切らせた。
「え、ええサンジくん？！」
ゾロの正面に座っていたのは、机に突っ伏して完全に潰れているサンジだった。
お酒に弱いコックさん《サンジ》-2-→←こっちを向いて《ゾロ》-4-
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サラ(プロフ) - ヒナさん» え、嬉しすぎます！！たまーにしか開かないのでどれくらいかかるか分からないですが、書いてみます！！リクエストありがとうございます！！(*≧∀≦*) (2022年12月29日 17時) (
レス) id: 89130710f3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - とっても面白くて一目惚れしました！もし良ければリクエストで、いたずら好きの夢主がゾロにちょっかいを出す話をお願いします！！ (2022年12月4日 13時) (レス) @page17 id: 2a34a900af (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - みどらさん» ありがとうございます！！頑張って更新していきます！！ (2020年10月8日 1時) (レス) id: 4ff82267ac (このIDを非表示/違反報告)
みどら(プロフ) - すごく面白いです！ (2020年10月8日 0時) (レス) id: 7ef3438ba8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あや | 作成日時：2020年8月21日 17時
