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A「直くん、ひさしぶりぃ〜!!」
財前「まだ卒業して1ヶ月ぐらいしか経ってねーぞ」
A「前まで毎日会ってたのが、1ヶ月ぶりだったら十分ひさしぶりじゃないですか!」
週末の連休を利用して、直くんが一人暮らしを始めたお家に初めてのお泊まり。
財前「適当にブラブラするか?」
見慣れない街並みにキョロキョロしていると「田舎者」と、笑う直くんにつられて頬が緩む。
近所のスーパーで買い物を済ませ、キッチンを借りて、この日のために練習してきた『オムライス』を作り始める。
財前「‥あっ、意外とうめぇ」
A「一言余計じゃないですか?」
黙々と食べ進めてくれる姿に見入っていると、はっ!と今日伝えようとしていた内容を思い出す。
A「直くん、私ね直くんと同じ大学の推薦取れそうなんです!」
財前「おぉ〜マジで?」
A「はい!だから来年は直くんと同じ大学に通える様に頑張ります!」
財前「あんま期待せずに待っとくわ」
意地悪な言葉とは対照的に、優しい手つきで撫でられる頭に目を細めていると、直くんも何か思い出した様に「あっ」と口を開く。
財前「俺も高校卒業したしよ、敬語で話すのもう止めようぜ。‥返事は?」
A「は、はい!」
財前「「はい」じゃねーだろ?」
A「あっ‥うん!」
その返事に満足したのか、腰に腕が回り身体を引き寄せられれば、熱っぽい瞳が徐々に距離を縮める。
財前「1ヶ月はひさしぶりなんだろ?その分可愛がってやるよ‥」
1年後−‥
財前「Aにしては頑張ったんじゃねーの?」
A「もう!素直に喜んでよね!」
直くんと同じ大学に無事合格を決め、一人暮らしする物件を探すため、一緒に不動産屋へと向かう。
財前「物件の目星は?」
A「直くん家の近所だったらいいかな‥程度?」
財前「‥ほらよ」
差し出された腕を数秒見つめ、握り締められた拳の下に手を置けば、何やら冷たくて固い感触が。
A「‥あっ、これ‥」
財前「嫌だったら返せよな‥」
真新しく光る直くんの部屋の合鍵と、風で舞ってきた桜の花びらが、掌の上で新生活の始まりを告げていた−‥
−・甘美な時間 × 財前直行・−
−・ゆっきー 様へ・−
大変お待たせし、すみませんでした‥!
キャラ崩壊してなかったでしょうか(._.)?
黒士館の制服、勝手に学ラン仕様です(笑)
この度はリクエストいただき、ありがとうございました♡
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はるひ - いきなりで、図々しいと思いますが、リクエストしてもいいですか??私、御幸くん大好きなんです\(//∇//)\できれば、年下彼女がいいです!!よろしくお願いします! (2017年4月1日 22時) (レス) id: f105e46e4c (このIDを非表示/違反報告)
はるひ - 初コメ、失礼します!いつも一人ニヤケながら、愛読させていただいています!大変だと思いますが、これからも更新頑張ってください。 (2017年4月1日 22時) (レス) id: f105e46e4c (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - ぱっちさん» 何度もすみませんっ!!降谷くんのお話は年上彼女が良いです!長文失礼しましたm(_ _)m (2016年11月7日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - ぱっちさん» ぱっちさんの小説大好きでいつも愛読させて頂いております(*^^*)これからも更新頑張ってください!応援してます(*^^*)あの・・・リクエストしてもよろしいでしょうか??私、降谷くんが大ッ好きなので降谷くんのお話をお願いしたいです!! (2016年11月7日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
美憂春(プロフ) - ぱっちさん» めっちゃわかります!! 私もスポーツやってたので、御幸の気持ちも分かるし、あの少し不器用な感じ、損な性格がたまらなくて。笑 スポーツやってる人はほんとにそれだけでかっこいいですよね! それに御幸はイケメン。笑 (2016年10月16日 1時) (レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華うさ | 作成日時:2016年4月17日 16時