【◇】甘美な時間 2

−・×××・− ページ38

枡「…A…」


A「ま、枡せんぱ…んっ、んん…っ…」


床に転んだままだった身体を、軽々と抱き上げられれば、部屋の中にあるソファーの上に優しく運ばれる。


パチンッと消された電気がムードをより高め、改めて組み敷かれた目の前には、上気した枡先輩の顔がぼんやりと浮かび上がる。


A「んっ…はぁ…ふ…ぁっ…んゃ…！」


キス以上に初めて進む今日…


最初は触れるだけだったキスも、次第に深いモノへと変わり、その度に漏れる甘い声が互いの興奮を煽れば


制服の上から存在を確かめる様に揉まれる胸が、その形を歪める。


A「ん、せんぱ…ちょっと待って…」


枡「…っ」


直接触って欲しい気持ちが沸々と込み上げるも、それをお願いするのは恥ずかしく、自らの手で制服のボタンを外す。


プチンッとブラまで取り外せば、露になった胸を目の前に枡先輩がノドを鳴らす。


A「んぁっ！んん‥あっぁっぁっ‥ふぁ！」


両腕を組んでは胸を隠すも一瞬で取り払われ、妖艶なその双丘に引き寄せられる様に、口の中に収められる突起。


片方を舌先で器用に転がされ、もう片方を指で摘まみながら転がされれば、今まで感じたことのない疼きが下半身を襲う。


枡「っ、はぁ…」


A「んぁっ…はぁはぁ…っ」


艶やかな吐息が絡み合い、枡先輩が跨がったまま自身のTシャツに手をかけ、ガバッと現れた上半身に今度は私が息を飲む。


筋骨隆々で大柄な選手が多い野球部で、小柄でも鍛え上げられたその肉体に、思わず指が自然と筋をなぞる。


枡「っく…はぁ…ぅ…っ…ん…！」


A「はぁ…ちゅっ…はぁ…んっ…」


くるっと上下を入れ替わり、首筋から鎖骨、胸板に腹部と、リップ音を鳴らしながら舐める度に揺れる腹筋。


その反応が愛おしく「先輩…」と囁けば、熱を帯びた声で返ってきた「…A」の一言に時が止まり、ただただ枡先輩を見つめる。


枡「…いつ呼ぼうかずっと考えてて…」


A「枡先輩…」


枡「…別に小川に触発されて言った訳じゃねーんっ！」


照れくさそうに放つ言葉を遮る様に、唇を塞ぎ舌を絡めれば、秘部に当たるモノの硬さが増す。


A「きゃ‥んっ！あっぁっ‥んぁ！はぁあん‥っ！」


再度上下が入れ替わった途端、下着の隙間から直接秘部を刺激され、弓なりに反り返る身体。


溢れ出る声は止まることを知らず、繋がる瞬間それは一際高くなり、彼の背中に小さな爪痕を残した−…

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