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同年彼女 requ 白河勝之 ページ34

A「はい勝之、タオルどーぞ」


白河「…ありがと」


成宮「Aー!俺にもタオル下さいな!」


A「はいはい、いま行くから待ってて」


1年生の時に同じクラスで仲良くなった成宮に頼まれ、稲城実業野球部唯一のマネージャーに。


それを機に知り合った彼氏の白河勝之とは、1年生の冬頃から付き合い始め、早くも半年ほど経とうとしていた。


成宮「おそーい!普通エースが先だよね?!」


A「そんなに早くタオル欲しいなら、自分で取りに行けばいいでしょ」


成宮「はい職務放棄!働かざる者食うべからず!」


A「はぁあ?!とにかく!私はみんなのマネージャーで、成宮のお世話係じゃないの!」


成宮「…この俺が、何でわざわざお願いしたと思ってんのさ…」


A「へっ?何か言った?」


成宮「べーつに!ほら雅さん!早く投げるよ!」


白河「………」


ボソッと呟かれた最後の言葉は聞き取れず、ブルペンに入って行った成宮に背を向け、再びマネージャー業に戻るも


勝之がどんな表情・心境で、この一連のやり取りを眺めていたのか、全く気にも止めていなかった…


A「ほんと昨日の成宮ムカつくわー」


白河「………」


A「ちょっとタオル持っていくの遅れただけで、働かざる者食うべからずまで言われてさ…」


白河「へぇ…」


A「あの性格で何でモテるのか、立派な稲実七不思議だよ」


一晩寝た今日も怒りは収まらず、教室で一緒にお弁当を食べる勝之に愚痴をこぼす。


再び「成宮が…」と話そうとしたその時、勝之がパチンッと音を立てて机の上にお箸を置き、そのいつもと違う雰囲気に言葉を飲み込む。


白河「さっきから成宮の話ばっかり」


A「そ、そうかな…?」


「感情が分かりにくい」と周りから言われる勝之も、この時ばかりは一目見れば分かるほど、明らかに怒っていて…


A「ちょ、ちょっと…!どこ行く…!」


突然立ち上がったかと思えば腕を掴まれ、問いかけても無言のままズンズンと廊下を進み、半ば引きずられながら辿り着いた先は


校舎内にある男子トイレ。


A「ま、待って!さすがに入れないし、そもそも入る意味は?!」


白河「うるさい」


たった4文字で一蹴された抵抗も虚しく、再びズルズルと引きずられながら、1番奥の個室に押し込まれる。


勝之が背後に手を回しながら、ガチャッと閉めたカギの音が、廊下で騒ぐ生徒たちの声よりもリアルに鼓膜を震わせた。

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はるひ - いきなりで、図々しいと思いますが、リクエストしてもいいですか??私、御幸くん大好きなんです\(//∇//)\できれば、年下彼女がいいです!!よろしくお願いします! (2017年4月1日 22時) (レス) id: f105e46e4c (このIDを非表示/違反報告)
はるひ - 初コメ、失礼します!いつも一人ニヤケながら、愛読させていただいています!大変だと思いますが、これからも更新頑張ってください。 (2017年4月1日 22時) (レス) id: f105e46e4c (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - ぱっちさん» 何度もすみませんっ!!降谷くんのお話は年上彼女が良いです!長文失礼しましたm(_ _)m (2016年11月7日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - ぱっちさん» ぱっちさんの小説大好きでいつも愛読させて頂いております(*^^*)これからも更新頑張ってください!応援してます(*^^*)あの・・・リクエストしてもよろしいでしょうか??私、降谷くんが大ッ好きなので降谷くんのお話をお願いしたいです!! (2016年11月7日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
美憂春(プロフ) - ぱっちさん» めっちゃわかります!! 私もスポーツやってたので、御幸の気持ちも分かるし、あの少し不器用な感じ、損な性格がたまらなくて。笑 スポーツやってる人はほんとにそれだけでかっこいいですよね! それに御幸はイケメン。笑 (2016年10月16日 1時) (レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華うさ | 作成日時:2016年4月17日 16時

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