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御幸「大丈夫か?」
A「‥疲れたし、腰も痛い‥」
ズンズンと鈍痛が走る腰を擦りながら、青心寮内にある自販機横のベンチに、一也と並んで座る。
「あれだけ腰振ればな‥」と、デリカシーの欠片もない言葉を言い放つ、一也の背中をペシッと引っ叩く。
御幸「ははっ、悪りィ悪りィ。ところでさ‥ひとつ聞いてもい?」
A「‥何?」
いつもの笑顔で軽く謝られた後、急にトーンが落ちた声に首を傾げながら、一也の次の言葉を待つ。
御幸「あの水着‥着る予定あんの?」
A「今度クラスの子と一緒に海行くんだって話したよね?その時に着る予定だけど‥」
御幸「それって女子だけ?男も行く?」
A「女の子だけだよ」
聞かれた質問に全部答えても、どこか腑に落ちない様な表情で、小さく息を吐きながら再び質問が飛ぶ。
御幸「それって‥断れねーの?」
A「無理に決まってるじゃん‥」
御幸「じゃあ俺も一緒に行く」
A「一緒に行きたいけど‥一也、部活休みないでしょ?」
今度は全て否定で返すと、少し不貞腐れた様に視線を逸らす一也さん。
前屈みに身体を曲げながら、両手を脚の間で組んだまま黙り込む一也に思わず声をかける。
A「どうしたの一也?何か変だよ?」
御幸「‥‥‥」
依然として黙り込む一也に、もしかして‥と頭の中を過った予想を口にする。
A「私の水着姿、他の男に見せたくねーんだよ的な感じ?」
自分で言っておきながら恥ずかしくなり、直ぐ様「ははっ、なんてね」と付け加えるも、あながち外れてなかった様で‥
手を組む姿勢はそのままに、首だけをこちらに向けながら「‥悪りィかよ」とバツが悪そうに呟く。
その言葉とその仕草に、キュンッと心臓が跳ね上がり、愛おしい気持ちが込み上げる。
A「‥か〜ずや?」
自分より低い位置にある一也の頭を、なだめる様にポンポンと優しく撫でれば、照れ臭そうに上体を起こす。
御幸「‥俺のTシャツ渡すから、絶対上から着とけよ」
A「うん、貸してね?」
大好きな彼氏の意外な一面を知った‥夏の夜。
遠くの草むらで虫が鳴く声を聞きながら、そんな一也の肩にそっと頭を預けた−‥
−・甘美な時間 × 御幸一也・−
−・桜 様へ・−
お待たせしてすみませんでした‥!
プールでイチャイチャ‥ご希望の内容に沿えてれば幸いです(^^)!
この度はリクエストいただき、ありがとうございました♡
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はるひ - いきなりで、図々しいと思いますが、リクエストしてもいいですか??私、御幸くん大好きなんです\(//∇//)\できれば、年下彼女がいいです!!よろしくお願いします! (2017年4月1日 22時) (レス) id: f105e46e4c (このIDを非表示/違反報告)
はるひ - 初コメ、失礼します!いつも一人ニヤケながら、愛読させていただいています!大変だと思いますが、これからも更新頑張ってください。 (2017年4月1日 22時) (レス) id: f105e46e4c (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - ぱっちさん» 何度もすみませんっ!!降谷くんのお話は年上彼女が良いです!長文失礼しましたm(_ _)m (2016年11月7日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - ぱっちさん» ぱっちさんの小説大好きでいつも愛読させて頂いております(*^^*)これからも更新頑張ってください!応援してます(*^^*)あの・・・リクエストしてもよろしいでしょうか??私、降谷くんが大ッ好きなので降谷くんのお話をお願いしたいです!! (2016年11月7日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
美憂春(プロフ) - ぱっちさん» めっちゃわかります!! 私もスポーツやってたので、御幸の気持ちも分かるし、あの少し不器用な感じ、損な性格がたまらなくて。笑 スポーツやってる人はほんとにそれだけでかっこいいですよね! それに御幸はイケメン。笑 (2016年10月16日 1時) (レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華うさ | 作成日時:2016年4月17日 16時