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A「金丸、おはよ〜」
金丸「おっ、おはようございます‥!」
挨拶は返されたものの、赤い顔で去って行く金丸に「何かしたかな‥」と首を傾げる。
疑問に思いながら歩いていると「Aセンパーイ!」と、朝から元気な声に呼び止められる。
A「沢村、おはよ〜」
沢村「はざス!ところでA先輩、ひとつ聞きたいことがあるんですが!」
A「何?」
沢村「昨日、師匠と部屋で何してたんスか?」
背中に嫌な汗が流れたところで、思わず「‥どうして?」と尋ね返す。
沢村「師匠の部屋に行こうとしたら、赤い顔した金丸が「今は止めとけ!」ってすげー必死だったんで」
‥金丸、本当にゴメンなさい
逃げられた理由が判明した所で、目の前の沢村に何て答えようか悩んでいると、背後から「どうしたんだ?」ともう1人の加害者が。
沢村「師匠、おはようございます!」
沢村が挨拶し終えた後「実は‥」と、それまで会話してた内容をヒソッと耳打ちする。
クリス「‥沢村、聞けばお前は不幸になるかも知れないが‥それでも聞きたいか?」
沢村「聞いたら不幸になるんスか?」
クリス「‥幸せにはならないな」
沢村「不肖沢村!走り込みに行って参ります!!」
有無を言わさぬその圧に負けたのか、タイヤに向かって走り去って行く沢村。
A「‥さすが扱いが慣れてらっしゃる。でもどうして不幸なの?」
クリス「先輩のそんな話を聞いても誰にも話せないだろ。十分不幸だと思うが‥まぁ最初から話す気もないけどな」
A「クリスってさ『紳士 時々 悪魔』だよね」
クリス「‥それは誉められてるのか?」
複雑そうな笑みを浮かべたかと思えば、何か閃いた様にクリスも口を開く。
クリス「Aは『純粋 時々 小悪魔』だな」
A「小悪魔?」
クリス「‥あの時だけ名前で呼んで、いつも俺を惑わせるだろ?」
耳元で低く囁かれたその言葉と、妖しく笑うクリスの表情に、身体中の熱が顔に集中する。
A「もぉ〜!やっぱり『悪魔 時々 紳士』の間違い!」
初夏も間近な蒸し暑い朝、悪魔と小悪魔の仲睦まじい痴話喧嘩が、雲ひとつない青空の下で響いていた−‥
−・甘美な時間 × 滝川クリス優・−
−・まいまい 様へ・−
大変お待たせし、すみませんでした‥!
クリス処女作だったんですが、ご希望に沿えたでしょうか(^^;)?
この度はリクエストいただき、ありがとうございました♡
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はるひ - いきなりで、図々しいと思いますが、リクエストしてもいいですか??私、御幸くん大好きなんです\(//∇//)\できれば、年下彼女がいいです!!よろしくお願いします! (2017年4月1日 22時) (レス) id: f105e46e4c (このIDを非表示/違反報告)
はるひ - 初コメ、失礼します!いつも一人ニヤケながら、愛読させていただいています!大変だと思いますが、これからも更新頑張ってください。 (2017年4月1日 22時) (レス) id: f105e46e4c (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - ぱっちさん» 何度もすみませんっ!!降谷くんのお話は年上彼女が良いです!長文失礼しましたm(_ _)m (2016年11月7日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
厨二病兎(プロフ) - ぱっちさん» ぱっちさんの小説大好きでいつも愛読させて頂いております(*^^*)これからも更新頑張ってください!応援してます(*^^*)あの・・・リクエストしてもよろしいでしょうか??私、降谷くんが大ッ好きなので降谷くんのお話をお願いしたいです!! (2016年11月7日 22時) (レス) id: dfd9708258 (このIDを非表示/違反報告)
美憂春(プロフ) - ぱっちさん» めっちゃわかります!! 私もスポーツやってたので、御幸の気持ちも分かるし、あの少し不器用な感じ、損な性格がたまらなくて。笑 スポーツやってる人はほんとにそれだけでかっこいいですよね! それに御幸はイケメン。笑 (2016年10月16日 1時) (レス) id: 03ce076a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華うさ | 作成日時:2016年4月17日 16時